内容説明
憧れの仕事も五年経てばただの日常。「自分を変えたい」と会社を辞め、いざ世界一周へ。刺激的な日々が僕を変えてくれ―はしなかった。中国でAV談義、チベットで物乞いにドン引き、インドでボられ、メキシコで尻を出し、南米で女子大生と観光…あれ?海外まで来て何やってんだ!旅が日常に変わる時、僕の何かが変わる。新感覚ゆるゆる旅行記。
目次
第1章 世界一周すれば変われるというのですか。出発前夜編
第2章 感じまくりです。中国・ネパール編
第3章 はやくも旅が死にました。インド編
第4章 タコスが美味かったです。北中米編
第5章 なんか、楽しくなってきたぞ。南米編
第6章 帰りたいです。ヨーロッパ編
第7章 もはや、旅ではないです。東南アジア編
著者等紹介
松崎敦史[マツザキアツシ]
1981年、大阪府生まれ。新卒で入社した出版社を七ヶ月で辞め、株式会社白夜書房に入社。フットサル雑誌の編集として五年間働く。2011年世界一周旅行へ。旅中に書いていたブログが、ブログ村旅行カテゴリーで一位獲得。ライターとしてGIGAZINEに連載。12年帰国。13年、旅人がつくるニュースサイト「世界新聞」を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HIRO1970
64
⭐️⭐️⭐️旅物好きなので、また懲りずに手に取りました。世界一周とは言え、わずか一年のお話はあっと言う間に終わってしまいました。最後まで弱気で何だか頼り無い感じの作者ですが、後書きまで読んで、まあ今は何とかなっているようで、一安心しました。旅行記初心者向けの本です。2015/08/12
mr.lupin
35
相変わらずこの旅行記のジャンルの本は、メッチャ楽しむ事ができるなー。中国、ネパール、インド、北中米、南米、ヨーロッパ、東南アジアと世界一周を廻っている。その中でも、やっぱりインドは凄いな。きっとインドって話題の尽きない国なんだろうな。世界中で出会う、現地の人達やバックパッカーとの触れ合いも楽しむ事ができた。ただ、世界一周の目的が、ブログのランキングで1位をとる為の物と言うのは、ちょっと興醒めも否めないかな。⭐⭐⭐⭐★2023/09/09
ミスターテリ―(飛雲)
27
定期的に旅行の本を読みたくなるので、今回は題名にひかれて。それにしても世界一周のわりには本のページ数が少ないのと、読み始めると細かい移動の記述も少なく、各地の楽しかったことや、思い出深かったことをすべて凝縮して書かれてある。そのためすごく読みやすく、重たい小説の合間にひといき、コップを片手に頭のなかをすっきりさせるにはぴったりの作品。読み進めると、どうやら同時進行でブログを書く目的があり、結果総集編みたいな印象に、1年かけた世界一周がこんなに簡単に読めて楽しかったが、詳しく知りたい人はブログに――らしい。2020/02/10
hiratax
5
世界一周モノの旅行記なんだけど、東南アジアを最後に回しているのは他と違う。あとはブログ更新に命をかけて、日本人宿に集う。最初の上海でお茶詐欺に合う、インドでむりくり手術を勧められたんで帰国すると異常なしの診断とか、小ネタが多い。南米の秘境とか、ヨーロッパの景勝地とかが日本人だらけだったと聞くと、興ざめする話題も。旅モノの中で特段の売りはないけど、インドでマラリアにマジでかかり「タビロック」がよぎるさまなど笑えないよなと。無事に帰国、できたからこその出版というありがたみはある。2015/10/28
エチゴヤ
5
旅行記が好きです。これまでにけっこうパワーorエンタメ性に溢れた、なかなか真似できなさそうな旅本を何冊も読んでいる下地があったからか、けっこう楽しく読めました。まあ、そりゃふつーの人間が旅してたらけっこうぐだぐだと思いますが、ここまでぐだぐだな自分の内面に正直な旅本もむしろ新鮮。でもきっとだいたいの人はこんなもんだよね。一番の感想としましてはメキシコにタコス食べに行きたいです!!2013/08/05