内容説明
父を喪い一年後、よしえは下北沢に引っ越し、ビストロ修業に励んでいた。父の匂いはもうかげないし、言いたかった言葉は届かない。泣いても叫んでも時は進んでいく。だが、母が淹れる濃くて熱々のコーヒーにほっとし、父の友人の言葉で体と心がゆるむ瞬間も、確かにある―。殺伐とした日々の深い癒しと救済を描いた、愛に溢れる傑作長編。
著者等紹介
よしもとばなな[ヨシモトバナナ]
1964年東京都生まれ。「キッチン」で海燕新人文学賞を受け、デビュー。「TUGUMI」で山本周五郎賞、「アムリタ」で紫式部文学賞、「不倫と南米」でドゥマゴ文学賞を受賞。著書は世界各国で訳されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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