内容説明
IT革命の風雲児・孫正義が「日本は遅れている」と訴え続けるのは何故か、ヤワラちゃん勝利の裏で涙を呑んだ女子柔道選手最後の挑戦、日航ジャンボ機墜落事故での「報道の使命」と「遺族の無念」の葛藤…。時代と人間の真実を追い続けるジャーナリストが、その原点となった9つのエピソードをありままに描く感動のノンフィクション。
目次
託された名前
記者という仕事
頭取への手紙
芸術とマネーゲーム
神に選ばれし者
孫正義の涙
前半の人生・後半の人生
風を見た日
遠きオリンピック
著者等紹介
松原耕二[マツバラコウジ]
1960年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。TBS入社。報道局社会部記者、「筑紫哲也NEWS23」「報道特集」ディレクター、経済部記者などを経て、現在「NEWS23×(クロス)」キャスター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もさ
3
世界的なチェリストから為替トレーダーに転身したという田中雅さんについて知りたくて読んだけれども、すべてのエピソードが良かった。人の人生について読むのは面白いし熱くさせられるものがあるんだけれど、その前に自分の人生をどうにかしろって感じなんだわ。2013/12/03
2ndkt
1
▽TBS松原キャスターによる9つの物語。いずれも、主人公の人生を描いたノンフィクション。▽どの物語も面白い。松原氏の丁寧な取材とインタビュー、それから物語の主人公に対する愛情が、ひとつひとつの物語を豊かにしているのだろう。▽さすが報道関係者。文章が上手いので、すらすら読めた。2014/07/25
sutekibito
1
ノンフィクションだけどドラマのように感じた。文章がとても上手いと思う。 暖かい人柄も心地良い。2011/12/29