内容説明
恋人の復讐のためかつて人を殺めた南條達也は、刑事研修を終え、王子署生活安全課に配属された。中国製ドラッグ『揺頭丸』の黒幕を探る中、内部情報を漏洩している現職警察官の存在が明らかに。だが、その人物は研修で世話になった上司。職務遂行と恩人への想いの狭間で苦しむ南條。一方、自身にも殺人事件の捜査が迫り…。大人気警察小説。
著者等紹介
弐藤水流[ニトウミズル]
1966年福岡県北九州市生まれ。辻調理師専門学校卒業。現在は映画館勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぎん
5
徐々に南條が巻き込まれた事件の黒幕が明らかになってくる。 もう少しスピーディーな展開だといいのだが。2016/05/18
terukravitz
3
図書館本★☆☆☆☆2022/11/30
megaga
3
主人公南條が追い求める真実に絡む、中国でバーリンホウと呼ばれる80年代に産まれた若者が起こす事件。だんだん南條がもどかしくて仕方なくなってきた。分かるけど…頼りない。逆に最初は嫌いだったけど財前がかっこよくなってきた。どんどん広がりまくっていくけど、回収できるのでしょうか。とにかく続きが気になる。ネタバレをしてくる予知能力がある少女…今回出てこなかったけど、てことは?大丈夫なのかしら…。これ読んでると、最近警察の不祥事が多いけど(実際に)逆にマスコミに出てくるってことは健全なのか?って思ってしまう2012/09/04
南註亭
3
今回は日本語学校にからむ事件。例によってご都合主義の展開や人間関係があるのだけれど、それが必ずしもマイナスにはなっていない。少しづつ陰謀の黒幕たちの姿も見えてきたが、流れとしては「ジウ」第3巻のような日本乗っ取り計画に行きそうな予感がする。そこまでは拡げないでもらいたい。でも、まぁ、一気に読めます。2012/04/10
バッタ
3
脇役っぽい人物が意外と引っ張られたり、都合良く(?)人間関係が複雑に絡み合うため、混乱しがちですが、一気に読める面白さがありました。そろそろ影の薄い主人公の活躍に期待したいです。2011/07/31