幻冬舎文庫<br> 奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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幻冬舎文庫
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 260p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344416451
  • NDC分類 625.21
  • Cコード C0195

内容説明

リンゴ栽培には農薬が不可欠。誰もが信じて疑わないその「真実」に挑んだ男がいた。農家、木村秋則。「死ぬくらいなら、バカになればいい」そう言って、醤油、牛乳、酢など、農薬に代わる「何か」を探して手を尽くす。やがて収入はなくなり、どん底生活に突入。壮絶な孤独と絶望を乗り越え、ようやく木村が辿り着いたもうひとつの「真実」とは。

著者等紹介

石川拓治[イシカワタクジ]
1961年茨城県水戸市生まれ、ノンフィクションライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ガクガク

114
無農薬・無肥料でリンゴ栽培を成功させた木村秋則氏の取材ルポ。ベースはNHK「プロフェッショナルの流儀」で、その後の著者の大幅な取材が加えられ出版された本。人と農業、人と自然という壮大なテーマが、無農薬・無肥料でのリンゴ栽培という木村氏の壮絶な記録から紡ぎ出される。単に一人の変わり者農業者の特異な記録ではなく、人類が向かうべき未来の方向性を示唆する哲学の書であると同時に、苦悩する小さな人間の生々しいドラマでもある。苦闘の日々から八年目の春、リンゴが咲かせたたった七輪の花を見に急ぐ木村氏の後姿が何とも感動的。2014/06/05

マエダ

107
自分がノンフィクションが好きとうたっているのは本書のような本があるからであり、素晴らしい一冊であり奮えた。リンゴ栽培を知る人にとって、農薬を使わなければ、リンゴを収穫することが出来ないというのは、常識以前の問題であるという。その不可能に挑んだを木村秋則氏の生涯を本書では綴っているが本当に面白い。続きはwebで2016/02/17

またおやぢ

82
哲学書であった。奇跡とは、一つの事を頑なに信じ、愚直に取り組んだ者に与えられる褒美であり、当事者にとっては当たり前のことが、その視座の違いにより他者には特別なもののように見える現象のことを指すのだと思う。人の手で改良に次ぐ改良を加えられた林檎の木。その遠い記憶を呼び覚ますべく、自然の営みに真摯に向き合い、自然を受け入れ、人間も大きな自然循環サイクルの一部であると認識し、必要最低限の手入れによって無農薬林檎を収穫する木村さんの生き様に驚嘆する。紅く染まる林檎の葉と実の情景が曼荼羅のように脳裏に浮かんだ一冊。2016/12/15

baboocon

77
文庫化されたのを知って購入、再読。木村秋則さんの話はすでに知っているのに、また思わず涙ぐんでしまった。若い頃に福岡正信の「自然農法」という本に出会ったのが彼が無農薬・無肥料のリンゴ栽培に挑戦するきっかけの一つだった。けれども、木村さんが恐らく福岡正信翁と同じ境地に達するまでには、自らもがき苦しみ、自然と向き合うための長い時間が必要だった。今回印象に残った言葉:「…何かをなすためには、知識や経験を積み重ねる必要がある。…けれど人が真に新しい何かに挑むとき、最大の壁になるのはしばしばその経験や知識なのだ。」2011/05/29

かず

65
とても深い。深すぎる。繰り返し読みたい本だ。リンゴの無農薬栽培という主題の中に、多くの内容を含んでいる。私は、哲学書や仏教書を読んでいるかのような錯覚を覚えた。農薬を使うということはリンゴ自身の生きる力をスポイルさせることであり、また、周りの環境にも作為を加える、ということである。作為ということは、自然、自ずと然るべき姿ではないのだから、そこには無理がある。無理があるということは永続しない。果たしてそれでよいのか、という問いが生まれる。結局、全ての存在が、己の本性に従って生きるのが最善なのだと思いました。2017/02/10

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