内容説明
四十七歳、バツイチで娘と暮らし、経営する雑貨店も順調な瞳子は、ふと、過去の恋愛を振り返る。二十歳での演劇かぶれ男との初体験。駆け出し社会人のときのマザコン男との恋。転職し、仕事に燃えながらももどかしい不倫。出産後の夫への不満とダブル不倫。様々な出会いと別れを経て、今、恋も仕事もまだ途上―。人生が愛おしくなる長篇小説。
著者等紹介
真野朋子[マノトモコ]
1957年東京都生まれ。明治大学卒業。雑誌の編集者などを経てジュニア小説家としてデビュー。恋愛エッセイ、恋愛小説などを多数発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あつひめ
74
女が50近くなってくると、今までの自分とこれからの自分を愛しく感じてくるのかな。いつまでも女でいたい。できることなら現役バリバリ。男も仕事も家庭も全部手に入れていたい。まあ、そう簡単にはいかないから何かしら手放していく。人の過去の恋愛話ほど面白味のないものはないけど、これは物語だから…何かしら爆弾的なことがあるかなーと読み進めたけど…。全て都合の悪い事は人のせいみたいな流れで…もっとシャキッとしろよって渇を入れたくなった。主人公と同じ年だけにイライラ(笑)女はいつも男の影がないとダメな生き物なのかな。2014/04/07
よっしー
8
★3 さもありなん。2017/03/28
Iso
8
読み終わってから気がついたけれど、この作家さんの本何冊も読んだことがある。皆が皆こんな華やかな感じではないけれど、納得出来る所がたくさんあるな。2014/09/28
六花
0
【図書館】☆☆2016/10/05
いつやんぬ
0
20代から40代を振り返るにはページ数が少なめなんだけど、さらりと流す感じが逆にいいのかもしれない真野氏の本。内容は恋愛一辺倒。10代の男と結婚する男は違うあたりが上手く書けているなとは思うけれど、不倫が当たり前のように入っているのは微妙。とはいえ、口当たりは柔らかなのは良い。2011/05/15