内容説明
北から南、東へ西へ…。九十七日間かけてインド中を旅した著者が撮った写真の数、なんと約三〇〇〇枚。タージマハルやマハラジャ宮殿は朝飯前、現地の人の食卓からイケメン修行僧までガイドブックには載っていないインドを大公開。「次に進む力と勇気を与えてくれた」という国で、女優・中谷美紀が見たものとは。インド旅行記シリーズ最終巻。
目次
デリー8月2日 初めてのインドへ出発
ヴァラナスィ8月3日 沐浴こそお断りしたものの…。
アグラー8月6日 はかない夢の跡、ダージマハル
リシケシュ8月11日 ヨガ道場、ヨガニケタンを訪問
マンダワ8月25日 ラジャスターン周遊を決行!
ビカネール8月27日 砂漠で人は何を思う
ジャイサルメール8月28日 私の北インド・ベスト3に入る都
ジョードプール8月30日 ホスピタリティーが自慢の街
クンバルガル8月31日 砂漠の道で立ち往生!?
ウダイプール9月1日 夢と現実が混在する場所〔ほか〕
著者等紹介
中谷美紀[ナカタニミキ]
1976年東京都生まれ。女優。数々の映画、ドラマ、CMなどに出演。近年の代表作に「嫌われ松子の一生」などがある。絵本、エッセイ集、撮影日記の刊行など、その活動は多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
64
中谷美紀さんが、2005年8月~翌年1月まで計4回、延べ3カ月に及んで敢行したインド紀行の総集篇&ハイライト篇。あれだけ広いインドなので、もちろん全土とはいかないが、北はラダックやシッキム、南はバンガロールやカニャクマリ、東はコルカタ、西はラジャスタンの砂漠地帯まで、相当に多彩な地域を網羅している。インドは2度と行きたくないか、その魅力にとりつかれるか、どちらかだといわれるが、彼女はどちらでもないと言う。自然体のインド体験記だ。写真もたくさんあって、インドへの旅心を大いに刺激される1冊だ。2013/03/31
takaC
44
既読は旅行記2だけだけど、1・3(積読)の概要も分かってしまった。2013/09/06
姉勤
27
インドと中谷美紀と写真。3を飛ばしても写真を見たく。写真集に近い構成で、1,2,3のダイジェストと、そこで載らなかった彼女が撮った写真に自身のキャプション。写真の腕を計る眼もないので技術の善し悪しは解らないが、インドの空気感は十分に伝わってくる。なにより子供達の笑顔は本当に好い。本書を手元に、1〜3を読み返すのもいいとは思う。あとがきを読むと、インドを廻って自身の達観を拾えたようで。しかし食欲は別。2014/03/10
これでいいのだ@ヘタレ女王
25
美しいだけでは無く聡明で行動力のある女優中谷美紀の3ヶ月に渡るインド旅行記の総集編とも言える写真集。文章は簡潔写真が盛り沢山で一緒に見聞きしているような錯覚を覚えて実に楽しかった。最終章 インドは好きか?と聞かれたら と あとがき が 個人的には彼女の率直な物言いが特に潔くて気に入っている。実に男前の方である( ̄▽ ̄)2014/06/28
みなみ
24
旅行記シリーズ四作目。これまでと違って、文章でなく写真がメインの構成。現地の暮らしぶりや食生活が写真だとよく分かった。ドビーガート(5000人以上の洗濯夫が仕事をする洗濯場)や色んな寺院等を見ると、実際にインドに行きたくなる。服は鮮やかな色で模様のないものが多いようで、日本で着ると目立ちそうだが、インドでは自然でむしろ雰囲気に合っている。これで最終作なのは少し寂しい。2021/01/18