内容説明
18年の歳月をかけ、癌特効薬の開発に成功した医師の鈴木。人体での治験を切望するが、大学病院は時期尚早と認めない。そんな時、鈴木は癌で余命半年の少女と出会い治験への協力を頼むが、彼女はある事件の容疑者だった。法を犯してまでも新薬開発に挑む医師と警察に追われる患者。新薬「パンドラ」を巡る人間の業を描いた衝撃の医療ミステリー。
著者等紹介
井上由美子[イノウエユミコ]
1961年兵庫県生まれ。テレビ東京勤務を経て、91年脚本家デビュー。NHK朝の連続テレビ小説『ひまわり』をはじめ、『GOOD LUCK!!』『白い巨塔』『14才の母』などを手がける。2007年『マチベン』にて向田邦子賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞
相田冬二[アイダトウジ]
ライター。「Invitation」などの雑誌、日本映画の劇場用パンフレットを中心に執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。