内容説明
18年の歳月をかけ、癌特効薬の開発に成功した医師の鈴木。人体での治験を切望するが、大学病院は時期尚早と認めない。そんな時、鈴木は癌で余命半年の少女と出会い治験への協力を頼むが、彼女はある事件の容疑者だった。法を犯してまでも新薬開発に挑む医師と警察に追われる患者。新薬「パンドラ」を巡る人間の業を描いた衝撃の医療ミステリー。
著者等紹介
井上由美子[イノウエユミコ]
1961年兵庫県生まれ。テレビ東京勤務を経て、91年脚本家デビュー。NHK朝の連続テレビ小説『ひまわり』をはじめ、『GOOD LUCK!!』『白い巨塔』『14才の母』などを手がける。2007年『マチベン』にて向田邦子賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞
相田冬二[アイダトウジ]
ライター。「Invitation」などの雑誌、日本映画の劇場用パンフレットを中心に執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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りゅう☆
80
鈴木が壊れた。今までと全く違う鈴木の感情。研究ができればいい。恩師の死なんてただの通過点。共犯だった愛美はただの実験台。的場と太刀川がタッグを組むようになり、大田黒は大いに恥をかかされ、深見の秘書沼部は最初から怪しいと思ってたけど深見のことを考えてたからこその決断があっけない。上巻では小夜子の女としての妖艶さが浮き出てたけど、下巻では別にいてもいなくても…?そして愛美の悲しき運命。ラスト様々な視点から線が繋がるも自分の中では盛り上がりに欠けたかな?ラスト1行は拍子抜けしたけど、このツッコミは嫌いじゃない。2020/12/16
James Hayashi
19
面白そうなテーマであったが期待外れに終わってしまった。2019/05/16
青葉麒麟
4
トントン拍子で製薬になって癌患者が服用して色んな問題が発生するのかと思っていたら、全然其処までいってない。話引っ張り過ぎー(`Δ´)後半の失速が残念。2012/11/07
cochon_voyage
2
冒頭(上巻)の期待に反してだんだんつまらなくなっていった・・2010/08/21
錐霞*
0
名前に惹かれて読んだけど、なんでふとこの言葉で書籍検索したのか、、、
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