内容説明
愛する姉の涼子が死んだ。華奢な背中の震え、髪の甘い香り。深い情愛と性愛を整理できぬまま、私が彼女の手の中に射精したあの夜、姉は眠っていたのだろうか。結局、私はその答えを確かめられなくなった―。「おじさまがママにしたかったこと、私が全部受けとめてあげるわ」。禁断の快楽に翻弄される男の姿を描く、著者初の長篇情痴小説。
著者等紹介
松崎詩織[マツザキシオリ]
2006年、妖しく光る官能描写を絶賛され、「フラジャイル」で第四回幻冬舎アウトロー大賞特別賞を受賞。同年6月に、受賞作を収録した官能小説集『教育実習生』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かやは
5
官能小説。さすがにセックス一直線すぎて乗り切れない。都合の良すぎる展開にどんどん冷めてくる。台詞の描写も好きになれない。2025/03/03
松崎詩織
2
自分で書いた本です。 源氏物語みたいな小説を書いてみたかったのです。
ひろし
1
なんとも。思春期の少年の妄想をありったけぶち込んだような本だった。短編のキレとは違った長編ならではの味わいがあって良かった。結局、主人公は生きてても死んでても変わらない世界にどっぷり沈んでいる。2015/06/08
倫太郎
0
官能的でサスペンスの要素もあり面白かったです。2014/02/20
Soulcitywalking
0
予想もしていなかった官能小説で驚いた。作者は女性なのだろうか?実体験なのか、想像力が豊かなのか。とにかく超絶にエロかった。2019/04/04