内容説明
「あの空いっぱい、お母さんの愛を、あなたたちの上に送っていること、忘れないでね」末期ガンを宣告されてから約二年、母は日記を書き続けた。日々悪化する病状、病とたたかう孤独、運命への嘆き、だが何よりも書き残したかったのは、ふたりの娘に対する惜しみない愛だった―。自らの闘病を通して、親子の絆を問いかける感動の日記。
目次
プロローグ ある日、突然に!(中村精和)
初めての手術
頑張るしかないよ!告知
志乃への手紙
終末をどう生きるか 再発
いつ子供たちに伝えたらいいの?帰郷
生きるのは自分の力で 尊厳死
こころの振り子
子供たち、見ててね!
信州へ
勇気は一本の電話で…
ホタルは風の中へ
旅立つ前に―夫へ、子供たちへ
お母さんへ(中村未来)
ほんとうのことを教えてくれた母(中村志乃)
エピローグ―光代さんへ(永井照代)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カットトリム ぽけっと
1
これから、誰もがふりかかる出来事自分はどうするかな?考えさせられる本でした。2013/03/29
hidekin
1
ガンと診断され、自分の死期がわかってもこれ位しっかりと伝えるべき人に伝えるべき事を伝えたいと思った。2008/09/19
クミコ・ロッテンマイア
0
明るさを忘れない闘病記。2010/04/12
pantyclub
0
著者の日記帳まとめた闘病記。若い母親の無念が伝わる。患者目線の医療に対する思いは参考になる。若いと娘であり、母であるなどいろいろな立場があって、その数だけ思いがある。痛みを伴う闘病はメンタルが侵される。これはかなり辛くて絶望感が出る。死をどう受け入れるかが重要なのだろう。手術後の痛み、辛さには共感する。患者の権利章典は新たな発見でした。2025/01/13
-
- 和書
- 芦原英幸伝我が父、その魂