内容説明
銀座の片隅に位置する妖しい社交場「薔薇娼館」。ここでは選りすぐりの娼婦が、金では満たされない心と体を持て余して集まってくるVIP達を癒していた。人気ナンバーワンは美華。客の性癖に応じてSにもMにも恋人にもなり、悦楽の一時を提供する。薔薇の蔓に飾られた白亜の洋館はその夜も、噎せ返るほどの欲望を湛えていた―。傑作官能小説。
著者等紹介
黒沢美貴[クロサワミキ]
東京都出身。2003年、「溺れる指さき」で幻冬舎アウトロー大賞特別賞を受賞してデビュー。香り立つ官能描写で読者を虜にし、一躍人気作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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