内容説明
一九七一年に創刊された伝説のゲイ雑誌『薔薇族』。非同性愛者でありながら、日本全国のゲイ読者の悩みや気持ちに応えつづけ、警察からの呼び出しや、発禁、廃刊にもめげず二〇〇六年には三度目の復刊を果たした。三〇年以上闘ってきた編集長の原動力とは?美輪明宏、寺山修司らから絶賛されたその魅力に迫る第一級ノンフィクション。
目次
第1章 創刊(エロ本を作る信念;運命の本 ほか)
第2章 読者(月刊化宣言;読者が第二書房にやって来た ほか)
第3章 才能(投稿から生まれたもの;楯四郎さんのこと ほか)
第4章 事件(チーマーとゲイバッシング;オウム信者とあるマスターの恋 ほか)
第5章 歴史(二丁目と『薔薇族』の誕生;読者の溜り場を作りたい ほか)
著者等紹介
伊藤文学[イトウブンガク]
1932年東京都生まれ。世田谷学園、駒澤大学文学部国文科卒。1971年に『薔薇族』を創刊し、同性愛者への差別や、偏見をなくす運動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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