出版社内容情報
フリー編集者の小林が出版社に持ち込んだのは、心霊スポット突撃系YouTuberチャンイケこと、池田の『オカルトヤンキーch』のファンブック企画だった。
しかし、書籍化企画を通すには『オカルトヤンキーch』のチャンネル登録者数は心許ない。企画内容で勝負するべく、過去に動画で取り上げた心霊スポットの追加取材を行うことに。
池田と小林はネットなどで集めた情報をもとに、読者が喜びそうな考察をでっちあげていく――。
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(『オカルトヤンキーch』ファンブックより一部抜粋)
『変態小屋の真相判明!』
もともと変態が盗撮した写真のコレクションを保管するための場所ではないかという噂で有名だった当スポットだが、我々の追加取材によりここが実は全く別の目的で使われていたことが判明。
さらに動画内に映っていた一枚の写真が、とある女性の自殺直前に撮られたものであることを突き止めた。この写真に写った女性について、次項で詳しく考察していく――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
448
背筋、2作目です。 心霊ドキュメンタリー風ノベル、もっと怖いかと思ったんですが・・・ やはり一番怖いのは人間、「この世には不思議なことなど何もないのだよ」 https://www.kadokawa.co.jp/product/322404000598/2024/11/08
Kanonlicht
342
心霊スポット突撃Youtuber、元オカルト雑誌の編集者、「見える」ライターが、書籍の企画のために集まり…という話。3人のキャラが立っているので、会話中心のパートでも楽しく読めた。霊的なものに対する外見上のスタンスと実際に感じることが、人によって大きく異なることにフォーカスしていて面白い。資料のつぎはぎ形式だった前作とは違い、割としっかり物語になっていた印象だけど、時折Youtube動画の書き起こしだったり、心霊体験者の報告が入り、前作ファンの期待も裏切らない。「これこれ!」と脳内で快哉を叫んだ。2024/09/09
ehirano1
340
ホラーというよりも、霊を信じない池田が「穢れ」という概念に取り憑かれていく矛盾のプロセスと結末はもはやサイコスリラーで一番興味深く愉しみました。特に、虚構を作る側の人間がなぜこのようになってしまったのか?については、おそらく、「穢れ」という概念を「現象」ではなく「理屈」として受け入れてしまうという「理屈で狂っていく恐怖」がとても印象に残りました。2026/04/12
うっちー
283
何を焦点にしたかったのか理解できませんでした2024/11/15
nonpono
271
本文の前の言葉、「これは俺が出会った、くだらない幽霊の話 これは僕が出会った、恐ろしい話 これは私が出会った、ただの幽霊の話」という3行が後半にずしんと響いてくる。わたしには霊感というのが皆無だ。いろいろと見える方は大変そうですね。懐かしい、こっくりさんの遊び。中1のとき流行したな。あの原理もよくわかりませんが。ある意味、想いなのか。印象的なのは「お祓いをお願いしに来る人の半分は、なんにも憑いてないって。後悔とか、罪の意識が本人のなかで大きくなって、手がつけられなくなってるだけって」、ある意味、心の闇か。2025/02/03




