内容説明
カミナリ、花火、掃除機、大キライ。意地をはると、大好きなお散歩も断固拒否。猫を見ると性格変わる。いつも聞き耳たてていて、「おかし」の言葉にビンカン。さみしがりやでわがままで甘えんぼう、でも、とってもやさしくて愛きょうたっぷりな犬、グー。愛犬とともに過ごした幸せな日常、そして涙の別れまでを描く、感動のイラストエッセイ。
目次
1 グーがやってきた
2 グーとの日々
3 がんばれグー
4 グーよかったね
5 さよならグー
6 グーのこと
著者等紹介
ごとうやすゆき[ゴトウヤスユキ]
作詞家・詩人。竹本聖の筆名でも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひつじとうさぎ
50
「僕」の語り口調で綴られる短い文章も、ほっこりとした雰囲気のイラストもいい。「グー、可愛いなー♡」なんて感じで読んでいたのだけど、病気で弱っていくところからは涙がとまらなくなってしまった。読み終わったあとに、隅っこのパラパラ漫画でまた泣けた。2015/12/15
青葉麒麟
44
グーは全然ダメ犬じゃない。手間のかかる子程可愛いってよく言ったもんだ。周囲の人がどれだけグーを大切にしてたかがちゃんと伝わって来た(⌒‐⌒)2012/08/21
TATA
42
愛犬を失った悲しみ、寂しさ、そこから立ち上がる力、そういったもの全てを共有できたってことはいいことなんだろうね。まだうちのチワワ君がいなくなって1ヶ月ちょっと、いまだに彼がいないのに慣れないのだけれど。2024/09/13
saga
34
詩……なんだろうな。1ページに数行の文章で、読み始めて2時間弱で読了。ヒトよりも短い生涯を駆け抜ける命。ましてグーのように病に侵され、闘病の末に逝ってしまった姿を読むと涙が溢れてくる。我が家ではまだ若い猫と同居しており、いずれ来るであろう老いと別れのことを思いながら読んでいた。2016/02/24
多田幾多
27
駄目な犬だった。いたずらばかりする犬だった。手間ばかりかかる犬だった。最初は困って嫌だった。でも・・・・・・。いなくなって初めて、グーのそんなところが好きだったんだと、気づいたんだ。最後の死ぬシーンがリアルで臨場感が出てる。2013/05/30