内容説明
「親指さがしって知ってる?」由美が聞きつけてきた噂話をもとに、武たち5人の小学生が遊び半分で始めた、死のゲーム。しかし終了後、そこに由美の姿はなかった。あれから7年。過去を清算するため、そして、事件の真相を求めて、4人は再び「親指さがし」を行うが…。女性のバラバラ殺人事件に端を発した呪いと恐怖のノンストップ・ホラー。
著者等紹介
山田悠介[ヤマダユウスケ]
1981年東京都生まれ。2001年のデビュー作『リアル鬼ごっこ』が五十万部を突破し、若者の圧倒的な支持を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
納間田 圭
123
バラバラにされた少女の身体。左手の親指だけが見つからなかった。その親指を探して怨念を晴らしてあげるゲーム。5人で円になり…右隣の人の左手の親指を自分の右手で握る。全員で目を瞑り…呪文を唱える。そうすると…見知らぬ別荘にたどり着く。帰りたい時は…そこにある蝋燭の火を消せば戻れる。注意は…後ろから肩を叩かれても絶対に振り向いては行けない…戻れなくなるから。話しは…7年前に実際にコレをやっていて消えてしまった少女を、残った4人が7年後に探しにくい展開。19歳になった4人は…あの時と同じ夜の小学校の屋上に忍び込む2023/06/20
まさきち
53
設定は面白く、子供の頃に味わったこっくりさんの怖さを再現できたのですが、それぞれの出来事の描写は淡白であっさり殺人などが起こってしまっていまひとつ盛り上がりに欠けていたような。でもこのさらさらと流れるような感じが作者の特徴でもあるのかなと感じた一冊です。2014/12/29
みっぴー
48
映画『リアル鬼ごっこ』のファンです。読メを始めてから、原作者山田悠介先生の存在を知り、他の作品もさぞ面白かろうと期待していたのですが、、、うん、微妙!特に驚く仕掛があるわけでもなく、普通のホラーです。(あまり怖くもないのですが。)薄くて読みやすいのですが、核となるスズのキャラクター造形の底が浅すぎる気がします。ラストもモヤモヤして、後味が良くないのも残念(*_*)2017/05/04
Yuuko.K☆アイコン変えました
44
タイトルにインパクトがありすぎて、思わず手に取った。王道なストーリーかな?とは思うけど、サクサクッて読めたし、素直に面白かった。ホラー好きには物足りないかな?とも思うけど、正直『リアル鬼ごっこ』より私はこっちの方が好きです。2015/07/07
NADIA
31
怪談・ホラー系というのは分かっていて読んだのだが、なんというか・・・かなり残念な印象だ。リアリティゼロの不自然な状況の連続でストーリーが進み「はあ?なんでそうなる??」と思っているうちに最悪なラストを迎え終了。ホラーってそれなりに感情移入しないと怖さ感じないんだね、と今更。このうっすい感じ、ある種の懐かしさ感じたが、昔プレステでプレイした「サウンドノベル」に似ている気がする。 中学生の頃だったら面白く感じたかもしれない。2025/04/26