感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さとむ
9
子どもにどこまで期待をかけるか、信頼するか。そして、期待や信頼が揺るいだら・・・。ページ数は多いけれど、自分ごととしてとらえ、一気読み。今野敏さん、人情の機微にふれるのがうまい!2017/01/15
まいさん
8
銀行の粉飾決算の捜査に殺人事件が絡む。捜査が進む中、息子のことで問題を抱えていた島崎刑事は、樋口刑事に救われる。殺人事件の捜査に、親子関係や組織の在り方、現代社会の問題など様々なテーマが交差する。そして登場人物達から投げかけられる言葉は、時にハッと印象的であり、頁を繰る手を止めて考えさせられるものだった。2022/11/17
45 ぴよ
3
以前新潮文庫版を読みましたが、内容覚えておらずー。刑事の息子が捜査情報を漏洩?ってとこから始まります。親と子どものすれ違いも描かれ、途中うるっとなってしまいました…2020/04/16
水戸
2
登場人物たちの思い込みからのすれ違いにハラハラしました。思い込みが激しすぎて、想像の暴走にまで至っている状況は、先が気になってしかたがなかった。描写が細かく、あまり知らない界隈の話でも、へぇっと感心させてもいただけた。読み応えも読了満足感も、たっぷりでした。2025/04/23
ほんのむし
2
銀行の飛ばしを捜査している刑事が、ガサ入れの情報を知り合いの銀行員に漏らしてしまうことから、事件が展開していく物語です。 親子関係の難しさを感じましたね。 これまた分厚かった。2025/02/15