内容説明
イラクには父ブッシュの踏み絵があり、北朝鮮の地下鉄は臨戦態勢だった!ウダイ・ウセインと会見し、よど号の招待所に泊った著者が、決して報道されない、独裁国家の庶民の過酷で滑稽な生活を赤裸々に綴る。一番危険な国はどこか?そして最も愚かな指導者は誰か?テロにも米国にも屈せずにその答えを探る、危険度二〇〇%の突撃見聞録。
目次
北朝鮮を訪ねて(発狂寸前、初めての海外旅行;行きは六人、帰りは五人;よど号グループの子供たち;普通江の夫婦;10万人大マスゲーム「アリラン」)
イラクを訪ねて(「公賓」としてのイラク訪問;イラクの歩んできた道;明るい反米の国;スペシャルインタビュー1 訪イラク20回の木村三浩氏に聞くイラクの現状;駐日イラク大使館の二等書記官、ガザル氏と語る)
著者等紹介
雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年北海道生まれ。作家。98年愛国パンクバンド『維新赤誠塾』結成、ボーカリストを務める。2000年土屋豊監督のドキュメント映画『新しい神様』に主演
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
B.W.
4
う〜んいろんな意味で微妙・・・しかもちょっと古すぎる。この時から北もイラクもだいぶ変わってるしな・・・この当時はまだ平和かも。2011/03/28
うたまる
1
ブッシュに悪の枢軸国呼ばわりされた北朝鮮とイラクへの旅行記。共にある種の異常性を持った国だけに、事前に勉強しておけばもっと有意義な見聞となったろうが、ミーハー的に表層をかすった程度で残念。参考文献を見るにおそらく帰国してから勉強したのだろうが、それでも朝日新聞のように相手の言いなりにプロパガンダ垂れ流しではないのが救い。今回初めて知ったこと……「北朝鮮も韓国同様”整形大国”」「北朝鮮の絵葉書ではスーツとドレス姿で潮干狩り」「北朝鮮の地下鉄の駅名は、勝利、栄光、凱旋、楽園、戦友、革新、建設など」2013/03/18
くろねこここ
0
20年くらい前の北朝鮮とイラクに訪問したお話。今はどうなってるんだろうと興味が湧いてきた。2017/11/14
月-yue-
0
作者の雨宮処凛さんが自ら北朝鮮とイラクを訪問したことに基づく旅行記です。北朝鮮のこともイラクのこともたしかに何も知らないなぁと思いました。ちょっと前の本なので今はまた状況が違うのかな。しかし北朝鮮はやっぱりよくわからないです。これだけを見るとイラクはちょっと楽しそうです。行きたいかと言われたら怖いので行きたくないですけど…2013/01/29
猫草
0
何かねぇ~中学生の感想文みたい・・・2011/11/19
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- 火の壁 文春文庫