幻冬舎文庫<br> 冒険女王―女ひとり旅、乞食列車一万二千キロ!

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幻冬舎文庫
冒険女王―女ひとり旅、乞食列車一万二千キロ!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 530p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784344404618
  • NDC分類 292.09
  • Cコード C0195

内容説明

「無謀。やめなさい!」周囲の反対をヨソに国際列車を乗り継ぐ二十代最後の女ひとり旅。「両親以外は何でも食う」と豪語する屋台のおじさんに面食らった中国を皮切りに、ときに汚物まみれの乞食列車に揺られ、またトルクメニスタンにも密入国敢行。驚きの文化とほのかな愛情で、無謀が感動に変わる“北京発イスタンブール行き”一万二千キロ。

目次

序章 恐怖の屋台体験―北京
第1章 歌う中国人・踊る中国人―西安から嘉峪関へ
第2章 死者の枯骨が道をしるす―砂漠の街々
第3章 盲流新村・戸籍もない人々―中国最西域
第4章 酒に酔い、愛に惑う遊牧の末裔たち―カザフスタン
第5章 哀愁の街かどで―ウズベキスタン
第6章 密入国・入国拒否の危機―トルクメニスタン
第7章 風の街―バクー
終章 アジアの終わり、ヨーロッパの始まり―イスタンブール

著者等紹介

大高未貴[オオタカミキ]
ジャーナリスト。1969年東京都生まれ。雑誌『わしズム』(幻冬舎)連載の世界各国からのレポート「国々の公」が大好評を博している。現在、同誌にて「魂の美容」を連載中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

11
新疆ウイグル自治区ウルムチの記述が読みたくなって再読。拾い読み。 1998年当時の旅行記だし、ウルムチの記述は全体の記述からすればほんのわずかなのだけど漂う不穏さ。 第二次世界大戦中のユダヤ人に対するホロコーストに関する本をいくつか読んできたけど、同じようなことが自分が生きてる時代に起きるのではないかと思うと不安になる。2021/06/19

紅咲文庫

4
楽しげな表紙とはかけ離れたすさまじい旅の記録。危ないよ、無理だよとさんざん言われながらも決行した、1998年当時の中国から中央アジアの国々を経てイスタンブールまでの陸路の旅。電車の不潔さや怪しげな乗客にハラハラするが、著者も“奇跡”と語るように窮地で助けてくれる人がそれぞれの場所で現れる。中国の役人が各地に案内人を世話してくれていたところまでは安全だったが…カザフスタン、トルクメニスタンと国の制度がめためたなところを、中国育ちのカザフ人で日本へ留学していたフルハットの尽力で通過できた時には読み手も一安心。2021/05/01

むさし

3
ものすごいパワーを貰った。追体験が出来るのが本だが、やっぱり自分の目で見てみたいと感じた。 ”私たちが感じる孤独とか不安なんて豊かさの裏返し。とてつもなく贅沢なものかもしれません”2018/08/30

Eiji

2
女ひとり国際列車を乗り継いでのユーラシア大陸横断の旅行記。さしずめオンナ沢木耕太郎といった風情だ。小林よしのり氏責任編集の雑誌「わしズム」に毎回掲載されている「国々の公」と題されたエッセイを執筆する彼女に、かなり共感して手に入れた本だが、なにより羨ましい。こんな旅が出来ることがだ。人一倍人見知りで小心者の僕には、こういう旅ができない。でもやってみたい。ユーラシア大陸横断とか、香港からロンドンまでバスでとかは無理だろうなぁ。できるとしたら東海道五十三次の旅程度か? 2004/02/28

Wald des Buches

0
★★★★★2009/05/15

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