内容説明
戦後の暗闇の中を、血飛沫を上げながら駆け抜けた広島ヤクザが二人いる。「悪魔のキューピー」大西政寛と、「殺人鬼」山上光治―。共に二丁拳銃で、殺めた者は数知れず、そして短い生涯の幕引きは苛烈な自死。二十五年もの長きに亘って繰り広げられた広島抗争の引き金を引いた、伝説のヤクザ二人の生き様に迫った血塗れのドキュメント。
目次
ほいと谷
悪ガンボー
カシメ若衆
モーゼル二号
斬る
呉、進出
市会議員事件
吉浦拘置所
大西幸三誕生
山村組若者頭
対決と別れ
射殺
著者等紹介
本堂淳一郎[ホンドウジュンイチロウ]
1934年茨城県生まれ。二十数年の編集者生活を経て、フリーランスに。現在はルポルタージュを中心に幅広い分野での文筆活動を行っている
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感想・レビュー
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Thinline
3
悪魔のキューピーと呼ばれた大西政寛と殺人鬼の異名をもつ山上光治の伝記的小説。共通するところは二人とも全く躊躇がなく壮絶な人生だったこと。仁義なき戦い見たことないけど見てみたいと思う。2024/02/01
みき
3
映画の仁義なき戦いが面白かったので、実際はどうなんだろうと思って読みました。戦後の広島のヤクザ事情や背景が少しわかりました。ヤクザ物というより戦後の男の人生一代記として読みごたえあり。2017/10/04
どらんかー
2
二人とも幸せな人生がある未来だって 破滅へ突き進んだ壮絶な最後2013/02/09
check mate
0
生まれた時代と場所で、人生はここまで大きく変わるのか2023/01/06
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