内容説明
愛犬のチワワを交通事故で亡くしてペットロスとなり、自傷行為を繰り返す著者を救ったのは、アフガンハウンドのカイザーだった。そのカイザーもまた、もう面倒が見られないと、放棄された捨て犬。見捨てられたり、虐待されたり、家族から無視され続けて心を閉ざした犬たちが、人によって救われ、再び人を信じるまでの、感動のノンフィクション。
目次
犬たちの心は人によって病み、人によって癒される
私の心を癒してくれた犬―放棄されたアフガン・ハウンドのカイザー
どんなものにでも長所はある―殺処分を免れたグレート・デーンの十兵衛
信じる心を取り戻した犬―老人の死に取り残された雑種犬のくろ
犬は飼い主を選べない―雨の駐車場にたたずむゴールデン・レトリーバーの銀二
奇跡を起こした母犬―空家で生死を彷徨ったトイ・プードルのリンリンとサラ
いたわり合う犬たち―倒産したテーマパークに置き去りにされたボルゾイのレイディ
心を捨てた犬―家族から無視され続けたシベリアン・ハスキーのリーサ
犬は人に、人は犬に愛をもたらす―二度捨てられたボクサーのアトム
著者等紹介
篠原淳美[シノハラアツミ]
1963年生まれ。動物愛護団体の代表として、捨て犬や虐待された犬の保護活動に携わる。98年に犬の正しいしつけ方を教える「篠原ドッグスクール」を設立。動物愛護の功労者として数多く表彰される。現在は保護犬、ほか計十頭以上の犬と生活
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感想・レビュー
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manamuse
26
愛犬を亡くし酷いペットロスになった著者を救ったのは、放棄されたアフガンハウンドの「カイザー」だった。そしてドッグトレーナーから保護犬活動家となる。どうも茨城県内の方のようだ。私の亡き愛犬と同じ名前に縁を感じる。5匹のトイプー(3匹は死亡、1匹は妊娠中)を室内に縛りつけたまま引っ越した奴。小さな小屋に大きなボクサーを閉じ込めたまま引っ越した奴。なぜそんなことができるのか…無責任な飼主に殺意を憶える。犬は過去にどんなことがあろうと時間と愛情をかけて接すれば必ず心を開いてくれる。ウチのカイザーだってそうだった。2021/04/15
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