内容説明
二児の母の香奈美(32)は、家庭に不満はないが、専業主婦ゆえの孤独を感じていた。働きに出たいけれど、仕事は見つからない、そんな時、五歳下の男と不倫をしてしまうが、体だけの関係を続ける気にはなれなかった。そして十年前に別れた、忘れられない男に会いたくなってしまう…。現代を生きる主婦の切実な思いが胸を打つ、書き下ろし小説。
著者等紹介
真野朋子[マノトモコ]
1957年東京都生まれ。明治大学卒業。雑誌の編集者などを経てジュニア小説家としてデビュー後、恋愛エッセイなどを発表
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