内容説明
その異様さで今も人々を震撼させている東電OL事件を素材にした戦慄の巨編。渋谷で絞殺されたホテトル嬢は、一流企業のエリートOL・島本晃子。当初ゆきずりの犯行と思われたが、晃子の家から政財界の要人リストが見つかったことで事件は急転回を見せる。政財界の圧力に抗し、晃子の流転を追い続ける刑事らの姿を克明に描いた渾身のミステリ。
著者等紹介
久間十義[ヒサマジュウギ]
1953年北海道生まれ。早稲田大学文学部卒業。豊田商事事件をテーマにした「マネーゲーム」で文芸賞佳作。90年「世紀末鯨鯢記」で第三回三島由紀夫賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本ぺんぎん
1
ほんとにこんな事件があったんだなー。2016/12/30
Nozomi Masuko
0
円山町のラブホテル街でホテトル嬢が殺され、渋谷署に捜査本部が設置された。証券会社に勤める彼女との約束を反故にして、一癖ある所轄刑事と捜査を始めるがー。歪んだ性に斬り込んだ警察小説の快作前編。2017/07/18
EDX
0
ううう~ん2017/06/08
ぱーぷる・ばんぶー
0
東電OL殺人事件を題材にしたミステリー。一流企業のOLでありながら夜は街に立っていた女性の殺人事件を追う刑事。ストーカーに付けねらわれる刑事の恋人。彼女と同じ証券会社で働く女性社員の裏の顔。三つのストーリーがラストにつながっていく。2010/07/25
sao
0
★2 断2021/06/07