内容説明
母が僕を殺しに来る―そう確信した狩野照芽は反撃の機会を窺っていた。その頃桜木圭子は、狩野家の庭の土から発見した不審物が、人骨であることを突き止める。しかもその廃棄時期が照芽の父・照良の失踪時期と合致した。殺したのは誰だ、そしてその理由とは?遂に驚愕の真実が明らかになる。サイコ・サスペンスミステリ、衝撃の完結。
著者等紹介
藤木稟[フジキリン]
大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリー、伝奇、ホラー、SF、児童書など幅広いジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズ、「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズなど著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たち
25
怖いもの見たさで、一気に五冊読んでしまいましたが、やっぱり、怖かったです。プロローグの話が一体誰の話か、ずっとわかりませんでしたが、彼女の事だったのですね。後、こういう性癖の方を否定する訳ではありませんが、犬吉は生理的に受けつけませんでした。2017/08/23
チアモン
10
最終巻。今までの謎が解けていくのは良かったが全ては明らかにはならなかった。一巻一巻は薄く短かったけど、内容はかなり濃かった。ちょっとラストは・・・納得がいかなかったけど。2016/04/11
チェブラリー
3
この手のパターンのミステリーが流行ってた時期があるなぁ。 くせのあるキャラだらけで楽しかったです。2011/09/27
セルティ
2
面白い!発刊当時は隔月の書き下ろしだから五冊に分かれているけど、一冊の長編。スリリングな展開と、キャラ立ちで一気に読了。面白かったので読み終わって、楽しみがなくなってしまい、ちょっと残念。圭子さんが出てくる別の物語も読んでみたい!2013/02/25
PSV
2
ラストはありきたりなのだが、流石の筆力。圧倒的に読まされた。 80点2009/08/30