内容説明
長槍の名手、前田利家は一本気さから信長に重用されていたが、家臣団の中では、秀吉と不思議にウマが合った。忠節を重んじる利家は同じ家臣団の秀吉と柴田勝家の内紛・賎ヶ岳の戦いでも最後まで取り持ちに奔走する。秀吉他界後、独断専行を強める家康に対し利家は、密かに抹殺を企図するが…。剛毅な武将を追った書き下ろし歴史小説。
著者等紹介
長尾誠夫［ナガオセイオ］
１９５５年愛媛県生まれ。東京学芸大学卒業。８６年「源氏物語人殺し絵巻」で第四回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
take
0
前田利家という武将の生涯を描いた本書。登場人物の感情や行動などが生々しく書かれているのが興味深かった。才能のある他人への嫉妬やそれによる無力感、更にはその運命を受け入れざることを得ないやるせなさ。時代は違えど気持ちのあり方は同じだったんだろうなと感じた。自分にとってはよい教訓となる自己啓発本のようにも感じられた。時間はかかったけど読んで良かった。2016/05/03
失念YOME
0
あの大河ドラマ放映を翌年に控えたタイミングの作品。2023/02/23
-
- 電子書籍
- 彼女たちが綴じる世界 一迅社ブックス
