内容説明
昭和十六年十二月、太平洋戦争が勃発。その直後、新聞記者の諏訪は海軍の報道班員として、「伊号二六七潜水艦」に乗り組み、南方戦線へ。空母四隻を一挙に失って、連合艦隊はがぜん弱体化。しかし伊二六七は奮闘。敵潜を撃沈し、駆逐艦に深手を負わせる。潜水艦の密閉空間を見据えて、士卒の闘魂を描出した長編戦記小説。
著者等紹介
井上淳[イノウエキヨシ]
1952年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。84年、「懐かしき友へ」でサントリー・ミステリー大賞読者賞を受賞
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