内容説明
「私は本書に語られている通りに馬券を買い続け、競馬とともに生きてきた。書かれていることを体得すれば、おそらく誰にでも、私と同じ競馬人生を約束されるであろう」―競馬歴三十年、競馬の達人はなぜ身を滅ぼさずにすんだのか?競馬とは何か?馬券とはいかなるものか?人生最大のゲームの楽しみ方と醍醐味を指南する必勝競馬エッセイ。
目次
第1章 我が三十年の競馬人生(初めての競馬体験;自衛隊馬券師;シャバに出てから ほか)
第2章 浅田流馬券師の心得(テラ銭について;ジャケットを着るべし;ゲンかつぎ ほか)
第3章 浅田流必勝法(予習と復習;近代競馬の傾向と対策;出目について ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むーちゃん
102
約20年ぶり二回目の読了。面白かった。阿佐田哲也さんよりも最近なので私が過ごした競馬歴の中のことなので感情移入もできた。 今の競馬について同じように書いていただきたい。また違った浅田競馬論が展開されるかと。 2019/12/22
tengen
65
1999年当時、競馬歴30年という浅田次郎の競馬に関する書き下ろしエッセイ。 多忙な氏のインタビューを録り溜めてまとめたもの。なので、結構矛盾するような話もあるが、競馬にかける執念は相当なもの。 決して馬券の指南書ではないが(指南もしてくれているが)、ギャンブル競馬に相対する心構えや警鐘には納得。 自分も競馬歴28年くらいになるが、若い頃のように毎週競馬場に通うような本気度は。。。 今年は久しぶりに気合入れて競馬しようかな。2014/03/02
yamatoshiuruhashi
47
浅田次郎の本だから競馬を知らなくても何か深い話が読めるかと思ったので手を出す。が、競馬に興味がなければ話の中身に殆どついていけない。今月最後の一冊にするわけにはいかんなぁ。2021/04/29
Sato
12
途中でやめてほったらかしてが今日読了。競馬はスポーツという面があるが、やっぱりバクチであるということをわからせてくれる本です。馬券の楽しみ方を改めて教えてくれます。不確定な部分が多い分目で見て考え、結果は的中に現れる。ギャンブル依存性とかいわれるがそれは負けて熱くなるヤツ。著者ほぼ毎週買い続けてるそうだが勝ったり負けたりするが続けれている。その辺の真理がこの本に・・・。2017/05/07
読み人知らず
12
競馬バカなら楽しく読める。競馬と向き合うための本。現代版も読みたいなあ。2015/09/13