幻冬舎文庫<br> 四十回のまばたき

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幻冬舎文庫
四十回のまばたき

  • 重松 清【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 幻冬舎(2000/08発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 260p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344400108
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

結婚七年目の売れない翻訳家圭司は、事故で妻を亡くし、寒くなると「冬眠」する奇病を持つ義妹耀子と冬を越すことになる。多数の男と関係してきた彼女は妊娠していて、圭司を父親に指名する。妻の不貞も知り彼は混乱するが粗野なアメリカ人作家と出会い、その乱暴だが温かい言動に解き放たれてゆく。欠落感を抱えて生きる全ての人へ贈る感動長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りゅう☆

93
義妹耀子が冬眠する間、妻玲子と世話をする。ある日、玲子が突然の事故死。悲しみに打ちひしがれる間もなく、事故の直前まで不倫相手と一緒にいたことを知りショックを受けた圭司。だが耀子はまた圭司に冬眠の間、お世話を依頼する。しかも妊娠していて圭司に家族になろうと言う。家族になるとはどういうことなのか。妻の裏切りを許せず、心の葛藤が続く。面白味のない人間かもしれない。だが仕事にしろ、世話にしろ任された事は一生懸命バランス取りながら、ほどなくこなしていく圭司はいい男と思う。春になればきっと3人はいい家族になれるはず。2019/08/25

あつひめ

75
ぽくない、らしくない・・・そういう感想も多々ある中で、らしさっていったい何なのかなぁ~とぼんやり思ってしまった。重松ワールドと聞いたら思い浮かぶ展開と結末?思ったような内容でない時もあるよなぁ。でも、それがその時重松さんの書きたかった内容なんだよなぁ。やじろべえのように人は二つの大きな荷物を抱えてバランスをとるんじゃないのかなぁ。その胸に抱えたものは人様に伝えることでもなくぐっと飲み込みながら生きている。それを人が見たらカッコツケに見えたり堅苦しいと思ったりするかもしれない。人間らしくて私は好きだけど。2014/06/09

おか

70
40回のまばたき(40 Winks )はアメリカの口語英語でうたた寝の意味。そのせいか なんだか眠っている様な感覚がする読後感。とてもバランスを取るのが上手い しかし エッセイでも何でも全ての翻訳が 誰かに何かを伝えたいという気持ちを表現する事が不得手な売れない翻訳家が主人公なのだが どうしても この男が好きになれなかったf^_^;この安定を装う そう装う日常が多分 今の私は嫌いなのだと思う。2018/03/14

s-kozy

60
「バランスが取れていて、なんでもできるから一人でも生きていける」と周りの人から思われている売れない翻訳家の圭司。本人は感情表現がうまくない自分に欠落感を抱いている。妻の事故死の後で妻の不貞を知り、より周囲との関係をこじらせてしまう。そこに冬眠をする奇病を持つ義妹と粗野なアメリカ人作家が絡み、圭司は徐々に自分と向き合えるようになっていく。初めは奇妙な設定に「なんか変な話」という印象だったのが、いつの間にか物語に引き込まれっていった。不器用な男の自分再生と家族作りの物語。結局は重松本らしく楽しめました。2014/01/21

速読おやじ

40
まだ初期の作品だからなのか、少し粗い感じもするが、テーマは家族が主題で、この後何度も書くテーマの一つである。何かに欠けた登場人物たちがいる。小説では、それを穴ぼこと表現していた。その穴ぼこを埋めてゆくことが、生きるってことなのか。それはそうとタイトルはなかなかいい。小説の主題とは全く関係ないけど^_^2021/01/08

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