出版社内容情報
小さき人生を送る全ての人に、乾杯!
生き方がバカで男運がない姉・洋。
何でもそつないエリートな弟・央。
マチアプと合コンで、それぞれ恋人ができたはいいけれど――。
不器用な二人の“不穏な”恋の行方は?
大切な人を想い合う無骨な情緒が沁みる、長編小説。
ファミレスで、夜景の見えるバーで、八重洲の居酒屋で、結婚式場で……
それぞれの乾杯にそれぞれの人生。
惚れっぽく男性に貢ぎがちな姉・洋を、何かと心配するエリート銀行員の弟・央。商社マンの新恋人に浮かれる洋を心配する央も、合コンで出会った女性となんとなく付き合い始める。「もしかして、騙されてる?」――お互いの恋路を気にする姉弟と、生ぐさ坊主、探偵、公務員……故郷・片見里の面々が織りなす優しい世界。
【目次】
内容説明
惚れっぽく男性に貢ぎがちな姉・洋を、何かと心配するエリート銀行員の弟・央。洋が商社マンの新恋人に浮かれる一方で、央も合コンで出会った女性となんとなく付き合い始める。「もしかして、騙されてる?」―お互いの恋路を気にかける片見里出身の姉弟と、なまぐさ坊主、探偵、公務員…故郷の面々が織りなす優しい世界。
著者等紹介
小野寺史宜[オノデラフミノリ]
1968年千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞。2008年『ROCKER』で第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞し同作で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
222
記念すべき9,999冊目は、小野寺 史宜の新作です。小野寺 史宜は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、片見里シリーズ第3弾、片見里⇔足立区地元愛姉弟人情物語でした。 とりあえず二人とも幸せになれそうで、好かったです。 https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344045767/2026/08/21
いつでも母さん
152
こんなに仲の良い姉と弟は素敵すぎる。片見里という2人の故郷繋がりで登場人物もみな愛しい。そうだ、これは小野寺さんだものね。しかし、こんなに故郷が出てくる?その割には実家の話は薄い(笑)そしてこんなに皆が繋がる?うん、やっぱり小野寺さんだものね。姉・洋と弟・央の凸凹感や2人の会話劇が楽しく、どんどん進むのだ。これは『片見里シリーズ』第3弾になるらしいが、前2作は未読でも楽しく読める。2人の恋がずっと続きますようにと祈り、第4弾でその後も読めると嬉しかったりするなぁと勝手に願うのだ。2026/06/09
ゆみねこ
76
片見里シリーズ第3弾。今作は加茂洋と央の姉弟の物語。生き方がバカで男運のない姉・洋とエリート銀行員の弟・央。それぞれ恋人が出来たけれどその行方は?ふるさと片見里との繋がり、前作で登場した人たちも登場して面白く読了。シリーズものだけど、この作品だけでも楽しめる。2026/06/20
Ikutan
73
片見里出身の洋(35)と央(29)の姉弟。売れないミュージシャンや自称役者、ダメンズに惹かれ貢いじゃう姉、洋。高学歴エリートで面白みのない弟、央。そんな二人の恋愛模様。この姉弟、仲が良くて、ポンポンと軽口を叩きながら、相手のことを思いやれるところがいいね。片見里には、洋の同級生、なまぐさ坊主の徳弥がいるから、東京にいても、片見里とは繋がっている。前作の海平や、継男っちも登場して、小野寺さんらしい、地道に生きる人たちの物語。上手くまとまったラストはできすぎだけれど、嫌いじゃない。2026/07/24
chimako
70
楽しかった~「何もない」と言われる特徴のない街に生まれ育った姉弟を軸に、土地に住み続ける者、出る者、帰る者……それぞれの暮らしや恋愛が洒脱な文体で描かれる。男を観る目がない姉、堅実そうに見えて実は恋愛スキルの低い弟。お互いの知り合い片見里の坊主徳弥は相変わらず垣根のない付き合いであちこちを繋いでいく。シリーズの登場人物たちが姉弟を助けたり、思いがけない関係が出来上がったり。この本の表紙は弟央と姉の洋かな。弟と飲んだこともなければ深い話をしたことのない姉としては6歳違いの姉弟の関係がうらやましい。2026/08/02




