百年の時効

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  • サイズ 46判/ページ数 548p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344044791
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

刑事たちの昭和は終わらない。
真犯人が見つかる、その日まで。

1974年に起きた一家惨殺事件。
未解決のまま50年――。
アパートで見つかった、一体の死体によって事件の針は再び動き出す。

嵐の夜、夫婦とその娘が殺された。現場には四人の実行犯がいたとされるが、捕まったのは、たった一人。策略、テロ、宗教問題……警察は犯人グループを追い詰めながらも、罠や時代的な要因に阻まれて、決定的な証拠を掴み切れずにいた。50年後、この事件の容疑者の一人が、変死体で発見される。
現場に臨場した藤森菜摘は、半世紀にも及ぶ捜査資料を託されることに。上層部から許された捜査期間は一年。真相解明に足りない最後の一ピースとは何か? 刑事たちの矜持を賭けた、最終捜査の行方は――。
感動、スリル、どんでん返し……。エンタメの妙味が全て詰まった、超ド級の警察サスペンス


【目次】

内容説明

嵐の夜、夫婦とその娘が殺された。現場には四人の実行犯がいたと思われるが、捕まったのは、たった一人。謀略、テロ、宗教問題…警察は犯人グループを追い詰めながらも、罠や時代的な要因に阻まれて、決定的な証拠を掴み切れずにいた。五十年後、この事件の容疑者の一人が、変死体で発見される。現場に臨場した藤森菜摘は、半世紀にも及ぶ捜査資料を託されることに。上層部から許された捜査期間は一年。二〇二五年、昭和が始まって百年にあたるこの年までに犯人を捕らえることはできるのか?真相解明に足りない最後の一ピースとは何か?頭脳派の鑑識志望、敵の多いマル暴、閑職に追いやられた捜査員、新米の女性刑事。昭和、平成、令和。四人の警察官が三つの時代で捜査を繋ぎ、一つの真実を追い求める。

著者等紹介

伏尾美紀[フシオミキ]
1967年北海道生まれ。2021年、第67回江戸川乱歩賞受賞作『北緯43度のコールドケース』(受賞時タイトル「センパーファイ―常に忠誠を―」)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

159
昭和百年にふさわしい大河警察小説が登場した。一家惨殺を皮切りに数十年に渡り相次いだ未解決事件の謎を解決しようと、絶対に悪を許さない警視庁の刑事たちが邁進する。やり残した事件をこれと見込んだ次世代の刑事たちに託し、令和の時代に至って真相へ辿り着くまでのドラマに圧倒させられた。一方で犯人たちも戦争に始まる歴史の矛盾に押し潰された犠牲者であり、自らの誇りと尊厳を守るため必死で戦ってきた苦闘が明らかになる。昭和は遠くなったが、その罪と罰を背負わされたり後始末に奔走した人びとには生々しい昨日である巨大な壁画なのだ。2025/09/13

いつでも母さん

147
「ザ・執念」凄いのを読まされちゃった感。ちょっと長いとは思いつつ、どんどん引き込まれて・・50年前の未解決事件が今あらたに動き出して、昭和・平成・令和、時代を繋ぎたどり着く真相に圧巻の読書時間だった。錯綜する状況、地を這う地道な捜査、刑事たちの矜持・・そして、迫る時間。特に第四章はジワリと汗ばんでページを捲った。本作は伏尾さんの代表作になるのではないだろうか?骨太の警察小説に天晴れを!2025/09/17

itica

81
力作である。想像以上にぎっしりと身の詰まったミステリだった。アパートで発見された老人の死が50年前の未解決事件へと、さらに遡る事件へと繋がって行く。刑事たちの世代を超えて受け継がれる稀代の事件だ。長い歴史を紐解くように過去を辿る刑事の執念に圧倒される。今ほど科学捜査の技術が進んでいなければ、刑事は足で稼ぐしかなかった。昭和の泥臭い捜査が懐かしくも心強くも感じられた。 2025/09/01

シャコタンブルー

57
刑事たちの果てしない執念が昭和、平成、令和と継続して引き継がれ、その捜査状況が克明に記された553Pに及ぶ力作だった。登場人物が多くて最後の方では、これは誰と思いながら巻頭の人物一覧表を何度も見返した(笑) 昭和の鎌田と湯浅の刑事コンビが個性豊かで存在感が抜群だった。DNA鑑定が無い時代の刑事の苦悩と足で情報を稼ぎ真相に迫る過程は勇気迫るものを感じた。だからこのコンビで事件を解明して欲しかった。犯行の動機の複雑な真相に驚愕したが、唐突な事件の目撃証言には違和感が・・余りに長い年月が病める心を溶かしたのか。2025/09/23

かんらんしゃ🎡

43
これも昭和史。フィクションの中に実際の事件を上手くはめ込んできた。そんな事もあったなぁと。でも懐かしがってる場合じゃない。登場人物多く頭ン中こんがらがる。しかも昭和から平成・令和と跨いで関連した事件が起きる。こういう時ァ現場100ぺんだ。550頁100ペン読むんだぜー(コメ1)   細部まで描かれ、警察ミステリーとして久しぶりに刑事と一緒に謎解きを楽しんだ。 2025/09/20

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