妻はりんごを食べない

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妻はりんごを食べない

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344044456
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

友達のように仲のいい夫婦に訪れた、突然の「妻の不在」。スマホではこんなにも簡単に「つながる」のに、こんなにも手がかりが無いなんて。そこはどこ? あなたは誰? 不安は、不信になり、不穏へ――。日本を北に南に、夫は”見えない妻”を追う。

40代に入った小川暁生は、妻と二人の生活を気に入っている。
ところがある日、妻が実家に行ったきり、戻ってこない。
京都にある彼女の実家を皮切りに、彼女に縁のある場所を探る暁生だったが、どこへ行っても、彼女は気配だけ残し、姿は無い。
見知らぬこの地で彼女は何をし、どんな顔を見せていたのか? 
遠く離れた土地と土地を結ぶ“線”には、どんな秘密があるのか? 
そもそも彼女は無事なのか?
穏やかすぎる夫婦に突然訪れた、愛のゆらぎの物語。

なにひとつ手がかりのないまま置き去りにされ、僕は、ひとりぼっちで途方に暮れている――。


【目次】

内容説明

40代に入った小川暁生は、妻と二人の生活を気に入っている。ところがある日、妻が京都の実家に行ったきり、戻ってこない。彼女に縁のある場所を探る暁生だったが、どこへ行っても、彼女は気配だけ残し、姿はない。見知らぬこの地で妻は何をし、どんな顔を見せていたのか?遠く離れた土地と土地を結ぶ“線”には、どんな秘密があるのか?そもそも彼女は無事なのか?大切な人の過去を追い、禁断の扉を開け、愛の在り方を問う物語。

著者等紹介

瀧羽麻子[タキワアサコ]
1981年兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年『うさぎパン』で第二回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞。2019年『たまねぎとはちみつ』で第六十六回産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

74
バツイチの暁生は40歳を過ぎて玖美と結婚、暁生は夫婦仲良好と思っていましたが、ある時玖美が帰省から帰ってこないことをきっかけに心配が募り始める。人間関係におけるふとした疑問、自分は相手の何程を知っているのか?序盤は失踪した妻を捜すサスペンスのような展開だったけれど、徐々にロードノベルのような感じになっていった。人にはいろんな人生があるのだなと思った。読み終わって、一つの夫婦のあり方について問われているような印象を受けた。2025/07/20

竹園和明

42
これは滑らかに流れる水の如き作品だと思った。実家の京都に帰ったはずの妻が行方不明に。裏切られたのかと訝る夫は、青森、長崎へと妻を探す旅に出る。…事件とか不倫といった題材として手垢にまみれた展開ではなく、むしろ切ない系の流れとなって行く本作。その中に二転三転する謎も含ませた、とてもよく作り込まれた作品だった。前妻に対して辛い想いをした過去を持つ暁生もさることながら、妻玖美がりんごを食べない辛く切ない理由が胸を刺す。深手を負った二人ではあるが、この二人ならこの先大概の事はきっと乗り越えられる。これは傑作です!2025/08/09

akiᵕ̈

37
互いに仕事を待ち、子は持たないと2人だけでケンカもなく居心地よく暮らしていた中、実家の家をリフォームするからと妻が行ったきり戻ってこなくなった。何が起こっているのか?波風立てたくなく穏便に過ごしてきた夫は気になって仕方ないが、面と向かって聞くことができない。そこに周りの力を借りながら、妻の生きてきた道を、今いるであろう心当たりのある場所へと辿っていく。妻の知らなかった事が次から次へと明るみに。一緒に暮らしていく上で気を遣う事は大切だけど、それが逆に大切な事を見失ってしまうことに。伝えることの大切さを問う。2025/06/27

檸檬の木

18
妻が実家から戻ってこない。スマホは繋がり京都、青森と足を運ぶも妻とは会う事ができず右往左往するバツイチの夫。過去を一切話さなかった妻の秘密を偶然知る事でやむにやまれぬ事情があり帰れないという事を知る事となる。お互いに痛手を負った過去がありその事について敏感になり不用意に相手の傷痕に触れてしまわぬ様に気を回し身動きが取れなくなってしまった二人だったが、お互いを理解する事で一皮剥けた夫婦になれた様だった。妻がりんごを食べないのは意外な理由だった。五島列島に存在するりんご石を検索しました。2025/08/01

あやや

9
平和に暮らせていると思っていた夫婦。妻が法事で実家に帰ると言ったきり、戻ってこなくなった。連絡は取れる。でも何か様子がおかしい。義弟と一緒に妻を探すうちに、あれこれ明かされていく、自分が知らなかった妻の過去、生い立ち、心の傷、そして今抱えているもの。夫婦がお互い辛い過去を抱えているからこそ、相手を慮り過ぎて、深く追求することも、過去を知ろうともせずにきた二人。でもやっぱ夫婦なんだもの。もっとお互い素直になろうよ。こんなこと話したら受け入れてもらえないかも…なんて考えなくていい。素直に相手に寄り添って。2025/08/10

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