出版社内容情報
「あの事件」について、著者自身が真実を語る。
著者は何と闘い続け、何を思い、周りで何が起こっていたのか。
普通の人、普通の国会議員が味わうことのない、
数奇な人生である「河井あんり」の生き様が詰まった一冊。
【目次抜粋】
〇序章 桜蕊(しべ)降る
――逮捕の時
・そして脂肪が残った
〇第1章 花笑う
――結婚がすべてのはじまりだった
・結婚は人生の墓場だと言うけれど
〇第2章 花あかり
――選挙、燃え
・政治にまつわるお金の話
〇第3章 春嵐
――事件の真相
・外堀が埋められて
〇第4章 風花
――拘置所の中
・始まる、逮捕後の取り調べ
〇第5章 忘れ霜
――保釈、判決下る
・生まれての初めての出廷
〇終章 梅ふふむ
――闘いは終わって、始まる
・裁判の余波
【目次】
内容説明
事件の真相すべてを初告白。政治にはなぜお金がかかるのか?選挙に負けることは何を意味するのか。検察の裏側、裁判の裏側 4か月半の拘置所生活。
目次
序章 桜蘂降る―逮捕のとき
第1章 花笑う―結婚が全てのはじまりだった
第2章 花あかり―選挙、燃え
第3章 春嵐―事件の真相
第4章 風花―拘置所の中
第5章 忘れ霜―保釈、判決下る
終章 梅ふふむ―闘いは終わって、始まる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
9
夫の獄中記を読んでいたので、同じく選挙違反で有罪となった妻のエッセイも見たくなったものだ。意外だと思ったのは、裁判で最後まで抵抗するつもりだったと思っていたのに、起訴された時点で抵抗を諦め、有罪判決を下されても控訴するつもりもなかったとのこと。逮捕・取り調べ・勾留から見えてきた人間河合あんりの自筆イラスト付きエッセイ、獄中での膨大な読書で人生を見つめた夫とともに、自分の犯した罪を回顧するのは、「当事者」になってみないと分からないものだ。勿論、そんな経験はしたくはないのだが。妻は来年執行猶予期間が終わる。2025/07/21
ぱぴゅ~~ん
5
検察が台本に沿って判断をするのは、世の中に知れ渡っているので、驚くにはあたりませんでした。自民党の県連からの圧力もあったのかもしれません。疑問に思ったのは、この方、県議を4期も務めたのですから、自民県連のドロドロや選挙のドロドロ、裏技は熟知しているはずなのに、国政選挙になったらまったく何も知らなかったかのように書かれているのですが???2025/07/29
Ukyoaki
4
最悪の議員だと思っていたが,やったことに対し,言い訳などはしておらず印象が変わった.それよりも,グレーゾーンの公選法で,逮捕など,法律でなく検察が決めるといった法治国家でなく人治国家的な部分が日本にも存在していることに恐ろしさを感じた.2025/07/19