出版社内容情報
日本初の女性総理が、腐った政界をぶっ壊す！
日本の政界に巣食う諸悪の根源を徹底的に炙り出す、痛快政治小説！
キャスター出身の女性政治家・松嶋玲子。少子化対策担当大臣として奮闘するが、夫の敏腕トレーダー・圭とは不仲でほとんど会話がない。そんなある日、総理が倒れ、予期せず総裁選に出馬する羽目に－－。玲子は魑魅魍魎蠢く永田町を浄化し、未来への礎を築くことができるのか。間違いだらけの日本政界に一石を投じる、傑作政治小説。
内容説明
キャスター出身の政治家・松嶋玲子。少子化対策担当大臣として奮闘するが、敏腕トレーダーの夫・圭とはすれちがいの生活でほとんど会話がない。そんなある日、総理が倒れ、予期せず総裁選に出馬する羽目に―。玲子は魑魅魍魎蠢く永田町を浄化し、未来への礎を築くことができるのか。間違いだらけの日本政界に一石を投じる、傑作政治小説！
著者等紹介
西川三郎［ニシカワサブロウ］
１９４８年愛媛県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、大手生命保険会社に入社。１９９９年ジャパニアス株式会社を創業。２０２２年９月東証グロースに上場（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
146
頭を軽くして楽しく読んだ。どうしたって実際のあれやこれやが浮かぶのは、面白くも仕方ない（どっちや・・笑）だってね、地中深く根まで染みついた魑魅魍魎の政の世界だもの。田舎に住む私の意向など無いと同じのこの国なのだもの。エンタメだが、どこかでこんな事が起こらないかなぁ・・と願ったりもしている。2024/05/05
ゆみねこ
77
人気キャスターだった松嶋玲子が与党の長老からのスカウトで代議士に。少子化担当大臣として着々とキャリアを積むが、ある日現職の総理が病に倒れて辞任。突然の総裁選挙が実施され玲子が担ぎ出され、初の女性総理に。政界に巣食う魑魅魍魎、腹の探り合い。エンタメとして楽しく読了。夫のナイスアシストが印象的。2024/07/27
竹園和明
46
政界を舞台とした娯楽小説。駆け足のようなテンポで粗筋に薄肉を貼り付けたような作り。元キャスターの女性総理大臣誕生という設定がドラマには向きかも知れないが、政界の闇を深掘りような作品ではない（そこを狙って書いたわけではなさそうだ）。だが長老という化け物が幅を利かせて蠢く様子や不信任決議案を巡る駆け引きが描かれたりで、それなりに面白かった。現実の世界でも長老支配の政治をリセットしないと日本は沈没だよね。いつまでも年寄りがのさばる国に未来なんかあるわけないでしょうが。2024/09/13
rosetta
37
★★✮☆☆ニュースキャスターから一本釣りされて国会議員になった松嶋玲子。10年後、少子化対策大臣に抜擢されたが、総理の病気辞任を受けての総裁選に軽い神輿として担がれ、大方の予想を覆して当選。長老達に押し切られ即座の解散総選挙に挑むが、勝利の後に老害を切って捨てる。まあ派閥とか裏取引とかやってることがちいせい。小説としてもびっくりするくらいストーリーも人物造詣も薄っぺらい。そう言えば先日も総裁選の話を読んだよな(真山仁「当確師」)。文壇挙げて総理の交代を期待しているのか？(笑)2024/08/06
海の仙人
36
美人ニュースキャスターの玲子、党の広告塔として国会議員、少子化担当大臣、そして、日本初の女性総理に。裏で党の実権を握る爺様議員たちに担がれるように総理になった玲子だが、国政を我が物にしてる爺様議員たちに痛快は一撃を食らわす。最近の政界ネタも折り込み、永田町の裏側を覗くようで面白かった。飄々と玲子を裏で支える夫の圭と永田町の魑魅魍魎を蹴散らしていく続編を是非読んでみたい。2024/05/31
-
- 洋書
- JEAN V
