板上に咲く―MUNAKATA:Beyond Van Gogh

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  • サイズ 46判/ページ数 257p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344042391
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

原田マハ3年ぶり長編アート小説がついに単行本に!


「ワぁ、ゴッホになるッ!」
1924年、画家への憧れを胸に裸一貫で青森から上京した棟方志功。
しかし、絵を教えてくれる師もおらず、画材を買うお金もなく、弱視のせいでモデルの身体の線を捉えられない棟方は、展覧会に出品するも落選し続ける日々。
そんな彼が辿り着いたのが木版画だった。彼の「板画」は革命の引き金となり、世界を変えていくーー。

墨を磨り支え続けた妻チヤの目線から、日本が誇るアーティスト棟方志功を描く。
感涙のアート小説。

内容説明

「ワぁ、ゴッホになるッ!」1924年、画家への憧れを胸に裸一貫で青森から上京した棟方志功。しかし、絵を教えてくれる師も、画材を買うお金もない。その上、弱視のせいで遠近感をうまく表現できず、帝展に落ち続ける日々。そんな彼が辿り着いたのが木版画だった。「板画」が引き金となり、棟方は日本の、世界の版画界を劇的に変えていく。棟方と苦楽を共し、支えた妻・チヤ。無尽の愛と激動の時代を描く、待望の書き下ろしアート小説。

目次

序章 一九八七年(昭和六十二年)十月 東京 杉並
一九二八年(昭和三年)十月 青森―一九二九年(昭和四年)九月 弘前
一九三〇年(昭和五年)五月 青森―一九三二年(昭和七年)六月 東京 中野
一九三二年(昭和七年)九月 東京 中野―一九三三年(昭和八年)十二月 青森
一九三四年(昭和九年)三月 東京 中野
一九三六年(昭和十一年)四月 東京 中野
一九三七年(昭和十二年)四月 東京 中野―一九三九年(昭和十四年)五月 東京 中野
一九四四年(昭和十九年)五月 東京 代々木―一九四五年(昭和二十年)五月 富山 福光
終章 一九八七年(昭和六十二年)十月 東京の杉並

著者等紹介

原田マハ[ハラダマハ]
1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立、フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年「カフーを待ちわびて」で日本ラブストーリー大賞を受賞し、デビュー。12年『楽園のカンヴァス』(新潮社)で山本周五郎賞受賞。17年『リーチ先生』(集英社)で新田次郎文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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しんごろ

481
棟方志功ど志功献身的さ支えるかがのチヤ。チヤの目線がら描ぐ棟方志功の物語ではなぐ夫婦の物語。志功売れるまで、まさに「苦労は買ってでもすろ」ずの地でえぐような、がっぱの苦労があって、その苦労は計りおべぃねど思う。そった苦労実どなり、もすもどいうタイミングがあったはんでごそ、世界の棟方ど呼ばぃるようになったのだはねべが。ラスト、志功のチヤにかげる言葉志功の本音だびょん。不覚にも涙がこぼれだ。棟方志功は、だだの版画バカでね。家族ば愛する優すさも持ぢ、一本芯の通った男だ。【津軽弁】*標準語レビューはコメント欄に2024/06/07

starbro

479
原田 マハは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 棟方志功は、知っていますが、その物語は初めてです。棟方志功夫妻の愛の物語でした。ゴッホに憧れて世界のMUNAKATになった棟方志功は、大谷翔平に通ずるものがあります。 棟方志功の息子は、元祖キラキラネーム「巴里爾」でした。 https://www.gentosha.co.jp/s/bansaku/2024/04/27

鉄之助

473
面白くて面白くて、一気に読み終えた。まず、津軽弁を文字にした時の再現率が完璧!「ったぐ おメは、なんでいぢいぢそったらに面白(おもへ)んだよ」、(まったくお前は!なんでそんなに面白いんだよ)ネイティブ津軽人が聞いてもそん色なし。棟方志功とその夫人チヤの夫婦漫才を見ているような筋立てで、チヤさんがいなかったら「世界のムナカタ」も存在していないだろうと、実感できた。そして装丁が良い。タイトルも「原田マハ」の文字も、志功の板画作品にあった文字を切り張りして作ったという。このこだわり”志功愛”が、この一冊の魅力。2024/04/01

tonnura007

421
「ワぁゴッホになる!」 ゴッホに感銘を受けた棟方志功は裸一貫で上京する。弱視の彼は画家として活躍しづらく、そんななか辿り着いたのは木版画であった。妻チヤに支えられながら、やがて作品が認められるように。棟方は日本のゴッホではなく、世界のムナカタになったのだ。 恥ずかしながら棟方志功について版画の人という以上の知識がなかった。版画が絵画より格下に考えられていたところを常識を覆して版画の地位を確立したことがよくわかる。 妻チヤの存在が大きかった。テイストとしては朝の連ドラの様相で著者としては少し軽めの物語。2024/12/21

Sato19601027

421
こんなにも元気を貰える小説が、かつてあっただろうか。妻チエが語る棟方志功との生涯。貧乏で苦しかったことの方が多い人生だったと思うが、芸術家として、芸術家の妻として逞しく生きる夫婦の姿に感動した。墨を磨るチエや、顔を近づけて板を彫る志功の姿が目の前に見えるようだ。子供の頃に渥美清さん主演のドラマを見た。その後も西田敏行さん、片岡鶴太郎さん、劇団ひとりさんが演じていたが、近眼の眼鏡姿と独特の津軽弁を思い出す。ゴッホの「ひまわり」に憧れて、ゴッホになることを夢みた青年が、版画で「世界のムナカタ」になっていく。2024/05/27

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