猫屋台日乗

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猫屋台日乗

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344042193
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

毎日1日分だけの買い物をし、ハッピーアワーで1杯飲んで帰る。
誰とも会わない、喋らない。そんな女将の胸の内。

コロナの3年間のお上の無能に怒り、吉本家の“独特な味“を懐かしみ、『猫屋台』で大盤振る舞い……。“人外魔境”より届いた、「真っ当な食、真っ当な命」をめぐるエッセイ。


味と思い出は、紐付けられる――。

完全予約制の、知る人ぞ知る『猫屋台』の女将・ハルノがその「日乗」を綴り始めたのはコロナが蔓延り始めた2020年の春。女将は怒っていた。緊急事態宣言、アルコール禁止、同調圧力、自粛警察……コロナが悪いんじゃない、お上が無能なんだ――と。怒りの傍ら綴るのは、吉本家の懐かしい味、父と深夜に食べた初めてのピザ、看板猫・シロミの死、自身の脱腸入院、吉本家の怒涛のお正月、コロナの渦中に独りで逝った古い知人……。美味しさとユーモアと、懐かしさ溢れる、食エッセイ。

内容説明

毎日1日分だけの買い物をし、ハッピーアワーで1杯飲んで帰る。誰とも会わない、喋らない。そんな女将の胸の内。コロナの3年間のお上の無能に怒り、吉本家の“独特な味”を懐かしみ、『猫屋台』で大盤振る舞い…。“人外魔境”より届いた、「真っ当な食、真っ当な命」をめぐるエッセイ。

目次

『猫屋台』というところ
リスクの偶然性
家庭の味
“生”が好き
名もなき料理
殺意の食卓
境界線上のオジサン
星降る夜のピザ
脱腸入院
脱腸入院・キョーフの夜
脱腸入院・ひにちぐすり
デイ・ドリーム・ビリーバー
魔界時間で営業中
Sさんはあきらめない
ピアノ・マン
コロナ下のあだ花
老舗の矜持
Sさんは2度来る
オイシイ仕事
『猫屋台』の矜持〔ほか〕

著者等紹介

ハルノ宵子[ハルノヨイコ]
1957年東京都生まれ。漫画家・エッセイスト。父は思想家・詩人の吉本隆明(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

52
【別に“いいね”が欲しいわけじゃないが、皆が喜んでいる顔は見たいのだ。それが(かろうじて)動ける原動力になっている】完全予約制居酒屋「猫屋台」の女将が、店を訪れる人や日常の出来事などを、食を中心に綴った書。数多く収録された自筆装画が実に楽しい。こういうのを読むとコミックエッセイも出してくれないかなぁ~と願ってしまう。幻冬舎さん、ハルノさまを篭絡しその気にさせ――。<クレームを入れる時には、立ち止まって考えた方がいい。それによって関係性をこじらせ、さらなる凋落の入り口となるかもしれないのだ>と。確かに……⇒2024/08/08

あじ

25
ハルノさんのラフな言葉遣いに苦手意識を感じたものの、綴られる私情や言論には同意することもあって、気付けば煽るように読んでいた。コロナ禍の飲食店業界に身を置いていたハルノさんが、お上に悪態をつきつつも、お酒と料理を嗜み、猫をなでてやり過ごしてきた日乗。ついこの間まで誰もがそうであったことを、私は氷で薄めて一気に流しこんだ。パセリがベランダで繁茂しているので、ハルノさん伝授の【キエフ】を作ろう。そして誰かと言葉を交わしながらナイフを入れる快感を、心の中で唱えたい。ウィンクを添えて。2024/06/03

阿部義彦

24
ここの所古本ばかりでしたので新刊単行本のレビュー。吉本ばななさんのお姉様で猫狂いの漫画家ハルノ宵子さんのエッセイです。宵子さんは私の姉と同じ歳なので過去の時代背景でも、凄く分かります。大腿骨骨折で人工関節入れてますが、私も同じ骨折でチタンが入ったままです。変な共感。さて同じ年の5月と10月にお父さんとお母さんを亡くしたハルノさん、家を改造して店を開業します、馴染みの客のみ予約してお任せで料理と酒を出す、その名も自宅居酒屋『猫屋台』。その報告、しかし口(筆)の悪さは引いてしまうかも?イラストは可愛いのに。2024/02/07

たっきー

18
前作『猫たましい』が面白かったので、今作も読んでみた。前作は闘病、介護の話が多かったが、今作はコロナ禍での政府の対応への不満や飲食店の話、自身で営む「猫屋台」(完全予約制の飲食店)や料理づくりのこと等食事にまつわる話が多かった。ストレートすぎて口が悪いところも多いけど、正直な気持ちではないかな。私は面白く読んだ。2024/03/20

青木 蓮友

16
疲れた、、ごめんなさいこれが正直な感想です。ほんとうに濃い、特濃、気持ちがお腹いっぱい。しかしけっして嫌というのではなく、こちらが休み休み読めばいいだけのこと。それとハルノさんのお料理はぜったいに美味しいですよね、この勘のよさ、考え方、そもそも猫の人たちに対する姿勢で全幅の信頼を置いてますから。あとお父さんに何にでも味の素とソースをかけられながらも、程よく出汁のきいたお浸しを出せる心の強さよ。なにげに凄くないですか、わたしだったら無理です、考えられない。だったらプロの料理人になるのも自然というものですね。2024/06/03

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