親父の納棺

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親父の納棺

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344039919
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

東工大の教授(メディア論)である著者が、納棺師の女性の勧めで、突然、父親の「おくりびと」になったリアルな体験から、家族の死とどう向き合うのか? というプリミティブな感情を綴る。遺体の着替えをやるなどして考えた「死者へのケア、死者からのケア」についての論考と、「コロナ禍」で向き合う家族の死と「Zoom」の関係も。付章として、養老孟司さんと、「おくりびとアカデミー代表」木村光希さんへのインタビューも収録。■「さわる」だったその手に「ふれた」とき、親父が帰ってきた、と思った。 ■5日間、亡くなった家族と過ごした稀有な体験 ■コロナ禍だからこそ遺体が葬儀場に向かわずに家で。■父親の「おくりびと」になった貴重な時間の記録■納棺師の女性が教えてくれたか「エンゼルケア」もくじ[プロローグ]親父が死んだ。そして「納棺師(見習い)」になった。[1章]コロナで会えない--親父の病、ボケ、そして死。[2章]コロナがもたらした神「Zoom」。お通夜も、葬儀も、お見舞いも。[3章]私と弟、生まれて初めて親父に下着を履かせる。[4章]親父との握手。「さわる」から「ふれる」へ。そして世界が変わる。[5章]弔いである前に、死者のケア、生者のケア。[6章]『手の倫理』と、居間で戦うウルトラセブン。[付章1]「おくりびとアカデミー校長」木村光希さんに、聞いてみた。[付章2] 養老孟司さんに、聞いてみた。[エピローグ]1年後のストリートビュー。[解説的あとがき]ケア、ミーム、埋葬、バーチャル化、そして「からだ」

内容説明

突然、父親の「おくりびと」になって考えた「死者へのケア、死者からのケア」。「コロナ禍」で向き合う家族の死。

目次

プロローグ 親父が死んだ。そして「納棺師(見習い)」になった。
1章 コロナで会えない―親父の病、ボケ、そして死。
2章 コロナがもたらした神「zoom」。お通夜も、葬儀も、お見舞いも。
3章 私と弟、生まれて初めて親父に下着を穿かせる。
4章 親父との握手。「さわる」から「ふれる」へ。そして世界が変わる。
5章 弔いである前に、死者のケア、生者のケア。
6章 『手の倫理』と、居間で戦うウルトラセブン。
付章1 「おくりびとアカデミー代表」木村光希さんに、聞いてみた。
付章2 養老孟司さんに、聞いてみた。
エピローグ 1年後のストリートビュー。

著者等紹介

柳瀬博一[ヤナセヒロイチ]
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授(メディア論)。1964年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、日経マグロウヒル社(現・日経BP社)に入社し「日経ビジネス」記者を経て単行本の編集に従事。『小倉昌男 経営学』『日本美術応援団』『社長失格』『アー・ユー・ハッピー?』『流行人類学クロニクル』『養老孟司のデジタル昆虫図鑑』などを担当。「日経ビジネスオンライン」立ち上げに参画、のちに同企画プロデューサー。TBSラジオ、ラジオNIKKEI等でパーソナリティとしても活動。2018年より現職に

日暮えむ[ヒグラシエム]
利根川沿いの田園風景が広がる豊住地区に生まれ育つ。小3のとき、担任の先生からすすめられて日記を書き始め、以来1日も欠かさず続けてきた。その日記をもとに、昭和・平成・令和へとまたがるエッセイ漫画「ひぐらし日記」(コミックNewtype)、「新ひぐらし日記」(cakes)を執筆。2019年、幻冬舎×テレビ東京×note「コミックエッセイ大賞」で審査員特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

67
コロナ過で、病院に入院したまま会えずに亡くなってしまった父。作者は、亡くなった人の着替えや死化粧を施す「納棺師」の女性の勧めで、その作業を手伝うことに。それまでどこか現実感がなく、死体をモノのように感じていた作者。だが、その手に触れた時、父親を近くに感じるようになる…。この作品に登場する納棺師、すずさんの仕事に対する姿勢、亡くなった人に対する考え方がとても素敵。亡くなった人だけでなく、その家族までケアする優しさが素晴らしい。素直な文章で綴られた良書。2022/11/17

がらくたどん

55
ご感想に惹かれて。コロナの影響下、病院で亡くなられた父上に自宅で筆者と母上・弟君が派遣された納棺師さんの手ほどきでエンゼルケアを施した体験記。病院から死後に「搬送されたボディー」が、最後の衣装を選び・下着から着せ付け・髪や肌を整えるうちに「帰宅した父親」に変わるまでを具体的な手当の一部始終と、控えめだけれど正直な筆者の心情吐露で描く。読み手への感情誘導を極力排した淡白とさえ言える記録なのだが、ご遺体の手を握り「モノじゃない、親父だ」と感じてしまい「おかえり」と心中で呟いてしまう描写で涙がこぼれた。良作。2022/10/16

ぶんこ

53
コロナ禍で父親が病死。コロナ禍だったからこその家族だけでの穏やかな時間を持てた。コロナ禍でなかったら、弔問客の相手をして、おざなりな挨拶をしていただろうとおっしゃる。確かに、納骨までは多忙となることが多く、じっくり亡くなった人を思う時間が無いでしょう。エンゼルケアに来られたすずさんによって、父親のケアをすることで三人称だった父が二人称の父となる瞬間を体験できたのです。この本に出会わなければ、遺体は硬いものと思っていたでしょう。関節を柔らかくするためにマッサージをしてケアに命が吹き込まれたようでした。2022/12/30

クリママ

49
コロナ渦の2021年、特養、入院で、会うことなく亡くなった父親の葬儀、特に納棺までの様子を綴ったもの。ZOOMで顔を見ることができたが、亡くなった時もそばにいられなかった。死因はコロナではなかったので、自宅での葬儀になる。納棺師の若い女性に勧められ、弟と共に父親の着替え、化粧などをして納棺する。よそよそしく感じていた亡くなった人に触れ、話しかけることで、父親との距離がなくなる。いいなぁと思う。東京ではほとんど病院から斎場だが、もし私が先だったら、自宅に戻ってケアしてほしくなる(大変すぎて言えないけど)。2022/12/21

Take@磨穿鉄靴

40
ノンフィクション。死、特に遺体にフォーカスしたお話。ケア、エンゼルケア。死者に対するケア、遺族を対するケア。納棺の過程で三人称の死から二人称の死へ。社会と遺体との関係等を理解しやすい言葉で考察し残した記録。途中養老氏との対話もあり少し贅沢。コロナの影響で変化した社会についての見方もあったり時間が経ってから読んでも当時(今)を思い出すきっかけとなりそうな本。★★★☆☆2022/09/05

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