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出版社内容情報
「競馬は9回の落胆と1回の喜び」--ノースヒルズ 前田幸治見果てぬ夢、至高の頂へ。キズナ、ワンアンドオンリー、コントレイル……人馬一体で悠久の未来へと疾走する、感動のノンフィクションノベル!挑戦者の孤独と憂鬱、そして怒り。逆境を越えて、ビジネスでも競馬でも勝つためのアイディアが詰まった一冊。――サイバーエージェント代表取締役 藤田晋正解も方程式もない、競馬の真の面白さがここにある。あのダービーの感動が克明に蘇りました。――JRA騎手 武豊「前田さんは運がいいですな。毎年のようにG1を勝たれるんですから」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
192
本城 雅人は、新作中心に読んでいる作家です。競馬には疎いので、本書で前田幸治と同氏が創業した㈱アイテックという存在を初めて知りました。やはり成功したパイオニアの物語にはドラマがあります。最近こうした小説が増加している気がしますが、著者or㈱アイテックor幻冬舎、誰が持ち掛けた企画なのでしょうか❓ https://www.gentosha.co.jp/book/b14401.html2022/08/07
エピファネイア
90
競馬ファン歴約50年。いつか自分の馬を持ちたいなーと思っていたが一口馬主になるのがやっと。それに対し、前田幸治さんは同じような想いを持つと明確なビジョンのもとそれをやってのけた。一歩ずつ地歩を固めていき、30年かけて目標のダービー制覇。貪欲に知識を吸収し人を育てながら理想の牧場に仕上げる。失敗しても何度でも挑戦する。いつも前向き。縁を大事にし成功しても謙虚な姿勢を崩さない。成功は運ではなく努力の積み重ねによるもの。尊敬しかない。前田さんの馬を応援したくなる一冊。「競馬は9回の落胆と1回の喜び」だそうだ。2023/11/03
ゆみねこ
76
馬主・前田幸治氏の評伝小説。競馬ファンならば楽しく読める1冊。サラブレッドの走る姿はとても好きなので、ダービー馬を育てる苦労や、牧場を立ち上げて牝馬を育てるところからどんどん大きくなる過程など興味深く読めた。現在活躍している騎手や名馬も沢山登場。2022/08/08
Sato19601027
66
新型コロナが世の中を席巻した2020年、競馬ファンの間では、牡馬・牝馬ともに無敗の三冠馬が誕生した年として印象付けられている。無観客のスタンドの下、懸命にゴールを目指したコントレイルの姿が忘れなれない。キズナ、ワンアンドオンリー、コントレイルで、日本ダービーを3回制覇したオーナーブリーダー前田幸治さんの軌跡を描く本城さんのノンフィクション。北海道の原野に生産牧場を開き、日本の、世界の競馬に挑戦し続ける姿、土壌を豊かにして、素晴らしい繁殖牝馬を集めるだけはなく、人作りにも真剣に取り組む姿に感動する。2024/09/23
雅
61
馬主である前田氏の評伝小説。やっぱり自分を貫く強さが成功を呼ぶのかな?夢を持つ大切さを改めて確認2022/08/21