脱北航路

個数:
電子版価格
¥1,683
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

脱北航路

  • 月村 了衛【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 幻冬舎(2022/04発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 34pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月27日 04時14分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 305p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344039452
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「彼女は無理やりこの国に
連れてこられただけなのだ」

この女性(拉致被害者)を連れて、
日本に亡命するーー。

祖国に絶望した北朝鮮海軍の精鋭達。
45年前、島根の海岸で拉致された日本人女性。
彼らを乗せた潜水艦が辿る壮絶な運命とは?


「お父さん、お母さん……日本に帰りたいよっ」

北朝鮮の陸海空軍による大規模軍事演習。国の威信をかけたこの行事で、桂東月(ケ・ドンウォル)大佐は潜水艦による日本への亡命を決行した。しかも、拉致被害者の女性を連れて--。だが、そんな彼らを朝鮮人民軍が逃すはずがない。特殊部隊、爆撃機、魚雷艇、対潜ヘリ、コルベット艦、そして……。息つく間もなく送り込まれる殲滅隊の攻撃をくぐり抜け、東月達は日本に辿り着けるか? 極限状況ゆえに生まれる感涙の人間ドラマ。超弩級エンターテインメント!

内容説明

北朝鮮の陸海空軍による大規模軍事演習。国の威信をかけたこの行事で、桂東月大佐は潜水艦による日本への亡命を決行した。しかも、拉致被害者の女性を連れて―。だが、そんな彼らを朝鮮人民軍が逃すはずがない。特殊部隊、爆撃機、魚雷艇、対潜ヘリ、コルベット艦、そして…。息つく間もなく送り込まれる殱滅隊の攻撃をくぐり抜け、東月達は日本に辿り着けるか?極限状況ゆえに生まれる感涙の人間ドラマ。超弩級エンターテインメント!

著者等紹介

月村了衛[ツキムラリョウエ]
1963年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、同年『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、19年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

218
拉致被害者の言葉が胸に響く。厳しくキツイ現実がある。だからなのか、これは、こうあって欲しいと私の願望でもあった。海は繋がっているのに、線なんて見えないのに、そこには高くて深くて硬い壁がある。同じ言語を持ちながら遅々として進まない政府と言う壁もある。この救出・亡命ドラマは圧巻。もう・・胸がいっぱいになって最後まで読んだ。日本海の荒波で揉まれた老漁師の心意気が熱い。そして潜水艦11号の漢たち・・あの国に沢山いて欲しい。2022/05/15

おしゃべりメガネ

206
久しぶりにハマりにハマった月村さん作品。『土漠の花』か好きなら絶対に読んでほしい作品です。舞台は北朝鮮の潜水艦で亡命を企てるアツき男達の戦いがエンタメ感フルスロットルで綴られています。『土漠~』の海中版で人物も日本人から朝鮮人へと変わってるだけかもしれませんが、とにかくその描写は圧倒的でページを捲る手がとまりませんでした。名前が覚えにくいのはちょっと難ありでしたが、それでも魅力的に感じる人物描写はさすがです。『レッドオクトーバーを追え』を彷彿させる展開もシビれてしまい、とにかく夢中になって読みました。2022/05/30

まちゃ

184
これは反則ですね。45年前に島根の海岸で拉致された日本人女性の帰還。これが日本人の琴線に触れないわけないですよね。「お父さん、お母さん、私、ここにいるよっ、...」文字が滲みました。拉致問題の早急な解決を望みます。2022/05/29

しんたろー

180
北朝鮮の潜水艦が45年前に拉致された女性を乗せ日本へ亡命しようとする話…「優秀な企画は一行で言い表せる」が映像業界では常識だが、本作はそれが証明された成功例。興味を惹くストーリーラインに群像劇的な人物配置が物語に深味を増して、ページを捲る手が止まらない。海でのバトルは手に汗握るし、ドラマとしての盛り上がりも心憎い限り。艦内の人物だけでなく日本側の人物にも布石を打ってあるのが終盤に効いてくるのも「巧いなぁ!」と膝を叩いた。問題提起をド真ん中に据えながら、エンタメとして大いに楽しませてくれる筆力に脱帽の一冊!2022/06/17

ちょろこ

171
心が溢れている一冊。これは物語の中だけであって欲しい、そう思うことが多々有るけれど、これは現実にあって欲しい、そう願ってやまないストーリーだ。北朝鮮海軍と45年前に拉致された日本人女性。共に絶望を背負い、潜水艦で共に目指す日本の地。臨場感溢れる描写に緊張感溢れる幾度もの瞬間。漂う幾人もの祖国で抱えた思いが胸を打つ傍ら、圧力や日本という国の姿を改めて見せつけられた気分。終盤は随所に心、人としての心が溢れているのを感じた。あの時の思いをバネに重なる幾人もの心情。人の心の大きなうねりなるものが涙へと変わる作品。2022/06/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19544427
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。