空にピース

個数:

空にピース

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月24日 04時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 350p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344039100
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

公立小学校教諭のひかりは、都内の赴任先で衝撃を受ける。立ち歩き、暴力、通じない日本語……。強くならなければ、子どもたちは守れない。

公立小学校の教師になって五年目のひかりは、都内の赴任先で出会った人々に衝撃を受けていた。日本語が話せないベトナム国籍のグエン・ティ・ロン、授業中に教室を出て行く今田真亜紅、不登校気味で給食だけ食べに来る佐内大河、クラス分けに抗議をしにくる児童の母親…。
ひかりの前任者は鬱で休職中。さらに同僚からは「この学校ではなにもしないことです。多くのことを見ないようにしてください」と釘をさされてしまう。
持ち前の負けん気に火がついたひかりは、前向きな性格と行動力で、ひとりひとりの児童に向き合おうとするが……。
虐待、貧困、性暴力――。過酷な環境で生き延びる子らに、悩みながら寄り添うひかりが最後に見た希望とは。

内容説明

公立小学校の教師になって五年目のひかりは、都内の赴任先で衝撃を受けていた。授業中に教室を出て行く今田真亜紅、不登校気味で給食だけ食べに来る佐内大河、クラス分けに抗議をする児童の母親、日本語が話せないベトナム国籍のグエン・ティ・ロン。前任者は鬱で休職中。さらに同僚からは「多くのことを見ないようにしてください」と言われてしまう。持ち前の負けん気に火がついたひかりは、前向きな性格と行動力で、児童ひとりひとりに向き合おうとするが…。あたたかな涙あふれる傑作長編。

著者等紹介

藤岡陽子[フジオカヨウコ]
1971年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。報知新聞社勤務を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学。慈恵看護専門学校卒業。2006年「結い言」が、宮本輝氏選考の北日本文学賞の選奨を受ける。09年『いつまでも白い羽根』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

378
藤岡 陽子、2作目です。小学校教師、澤木ひかりの奮闘記、少しミステリタッチの感動作でした。今年のBEST20候補です。彼女の様な真面目で熱意のある教師ばかりなら、子供達の未来に光があたるのですが・・・ 小学校教師は多忙なはずなのに、私の隣人の教師は、私よりも遅く出勤し、私よりも早く帰宅しています。夏休み期間もほとんど在宅です。 https://www.gentosha.co.jp/book/b14200.html2022/04/07

いつでも母さん

224
神様、どうか、この世に生まれたすべての子どもたちを、幸せにしてくださいーいわゆる底辺の公立小学校に赴任した、5年目の教師・澤木ひかりの願いー私も心の底から強く願うよ。今の日本の抱える教育問題のあれこれが切ないほど伝わってくる本作は、現代を生きる全ての人の心に響くのではないだろうか。先生は大変。親も大変。その言葉だけで立ち止まらないで!生きることに直結する子どもたちの小学校時代・・何とか出来るのは大人たちのはず。何度も胸が熱くなった。ガンバレ!ひかり。この先もそれぞれに「誰か一人」がいますように。2022/04/04

のぶ

202
教師という職業は本当に大変だと思い知らされた。主人公は26歳の澤木ひかり。新しい学校に赴任になり、そこでの実態に衝撃を受けていた。授業中に教室を出て行く今田真亜紅、不登校気味で給食だけ食べに来る佐内大河、日本語が話せないベトナム国籍の生徒。様々な問題児がいた。これらの問題を見過ごせないひかりは、前向きな性格と行動力で、ひとりひとりの児童に向きあって良く。実際にもありそうな事例だが、ひかりの行動力に心を打たれた。ミステリーの要素も含まれていて、他にも多くのものが詰まっている作品だった。面白かった。2022/03/09

吉子

179
給食費を払えない、お風呂に入らない、朝起きられない、身なりが不衛生・・・こういう子供達が日本に一定数いる事を改めて知った。子供が空腹で過ごす事や、家に家族がいない日が多い、親からの暴力、こんな家庭の事情を知って、どうにかしないと!と奮闘する先生に頭が下がる思いがした。学校で教えるだけの教師が、ケースワーカー・ソーシャルワーカー的な事も行い、休みなしで子供に正面から向き合う姿は素晴らしかった。ラストの大河くんの記念文集に涙腺崩壊。2022/11/03

モルク

177
小学校教師となって5年目のひかり。新しく転任した学校は都内でも問題の地域だった。貧困、不法滞在、ネグレクト、発達障害、不登校、モンスターペアレント…様々な問題が山積みとなってひかりの前に立ちはだかる。それに真摯に向かうひかり。いつも大人の犠牲になるのは子供。そしてこんなに厳しい現実があるなんて。「ここでは多くのことを見ないように」と助言を受けていたひかりが、それにぶつかっていく姿に応援しつつもヒヤヒヤのし通し。学級崩壊のクラス再生、最後は救われほっと胸を撫で下ろす。2022/05/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19349842
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品