出版社内容情報
自分の心が変わらなければ、運命は変わらない。
しかし、仏教を正しく実践すれば自分の心を、運命を変えることができる。
チベット仏教の教えを元に、仏教とは何か、その実践方法までを解説する。
【もくじ】
はじめに
◆ 仏教とは、何か
◆ 仏教と他の宗教との違い
◆ 大乗仏教の道しるべ『入菩薩行論』
第一章 悪業を浄化する
◆ 悪業の解消はいかにすべきか
◆ 悪業を直ぐに解消しておかねばならない理由
◆ 日本の菩薩十善戒と悪業の浄化について
ほか
第二章 菩提心とは何か
◆ 菩提心の功徳
◆ 究極の親切心である、菩提心
◆ 菩提心を起こす方法 因果の七つの教え
ほか
第三章 菩提心を生きる
◆ 菩提心を持つために必要な準備
◆ 人々を幸せに導く菩提戒
◆ 菩提心の功徳
ほか
第四章 忍辱 怒りの感情に急ブレーキをかける工夫
◆ 怒りの持つ悪業の力の大きさと、忍辱による功徳の大きさ
◆ 実生活でも怒りはマイナスが大きい
◆ まず、不愉快にならないこと
ほか
第五章 精進 善きことを積極的に行う理由
◆ 精進を妨げる三つの要素
◆ 菩薩の徳分について
◆ 衆生を導き続けることに悲愴さはあるのか
ほか
第六章 禅定 幸せになるための隠された教え
◆ なぜ多くの本山は人里離れた場所にあるのか
◆ 人々に対する執着
◆ 全ての人に称賛される期待は捨てよ
ほか
おわりに
内容説明
全ては因果応報です。善業を積むことなく、いくら祈願だけしても幸せにはなれません。そして善業を積む対象は無限に存在する他者なのです。自分だけが幸せになろうとすると悪業を積むばかりです。親切心・利他の気持ちこそが善業を積み、巡り巡って本当の幸せをもたらす近道なのです。
目次
第1章 悪業を浄化する(受けなければいけない苦しみを回避する;何度生まれ変わっても帰依する ほか)
第2章 菩提心とは何か(善は弱く、悪はとても強い;傲慢さ、怒りを穏やかにする ほか)
第3章 忍辱―怒りの感情に急ブレーキをかける工夫(人は見ているようには存在していない;実生活でも怒りはマイナスが大きい ほか)
第4章 精進―善きことを積極的に行う理由(善いことは途中でやめてはいけない;無知は苦しみの根源となる ほか)
第5章 禅定―幸せになるための隠された教え(なぜ多くの本山は人里離れた場所にあるのか;他者に批判されても落ち込まない ほか)
著者等紹介
平岡宏一[ヒラオカコウイチ]
1961年、大阪生まれ。清風学園専務理事、清風中学・高等学校校長。種智院大学客員教授。早稲田大学第一文学部卒業後、種智院大学を経て、高野山大学大学院修士課程修了。1997年、同大学院博士課程単位取得退学。2020年、高野山大学より『秘密集会タントラ概論』で博士(密教学)を授与される。高野山真言宗僧侶。1988年から89年にかけてインドのギュメ密教学堂に留学し、多くの密教典籍を学んで外国人として初めてCERTIFICATE(正式に伝授されたことを示す証明)を受ける。1990年よりダライ・ラマ法王の密教関係の通訳を10回以上務める。2019年にツォンカパ遷化600年御遠忌記念としてギュメ密教学堂で開催されたゲルク派主催の密教問答大会において、外国人としてただひとり指名を受け、日本の密教の紹介とチベット密教との違いに関する発表を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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れい
Kohki