婿どの相逢席

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  • サイズ 46判/ページ数 348p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344038073
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

祝言の翌日に、隠居の申し渡し?
小さな楊枝屋の四男坊・鈴之助は、相思相愛のお千瀬の生家、大店の仕出屋『逢見屋』にめでたく婿入り。誰もが羨む逆玉婚のつもりが……

「鈴之助、今日からはおまえも、立場上は逢見屋の若主人です。ですが、それはあくまで建前のみ。何事も、最初が肝心ですからね。婿どのにも、しかと伝えておきます」
鈴之助の物問いたげな表情に応えてくれたのは、上座にいる義母のお寿佐であった。
「この逢見屋は代々、女が家を継ぎ、女将として店を差配してきました。つまり、ここにいる大女将と、女将の私、そして若女将のお千瀬が、いわばこの家の主人です」(本文より)                                                                                                                   
与えられた境遇を受け入れ、商いの切り盛りに思い悩むお千瀬を陰で支える鈴之助。
“婿どの”の秘めた矜持と揺るぎない家族愛は、やがて『逢見屋』に奇跡を呼び起こす……。

内容説明

小さな楊枝屋の四男坊・鈴之助は、相思相愛のお千瀬の生家、大店の仕出屋『逢見屋』へめでたく婿入り。誰もが羨む逆玉婚のはずだったが…。祝言の翌日に、隠居の申し渡し!?料理が取り持つ情けと縁。くすっと笑って、ほろりと泣ける感動の夫婦奮闘記!

著者等紹介

西條奈加[サイジョウナカ]
1964年北海道生まれ。2005年『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。12年『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞、15年『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞、21年1月『心淋し川』で第164回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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いつでも母さん

206
婿に入った鈴之助の奮闘記。三代の女将が仕切る商いと家族の情を西條奈加さんが上手い。女だから男だからとか、長女だから次女だからとか…今でこそかなり自由に思えることもあの時代だものね、ましてや親の敷いたレールを生きるのが当たり前だった時代。それでも相思相愛の鈴之助とお千瀬の若夫婦が微笑ましくてほっこりする。二人なら長年の慣わしも子育ても、きっと上手くいくよね。大丈夫だ、頑張れ。2021/07/19

ひさか

152
室蘭民報2019年10月31日~2020年6月1日連載、他12の新聞に連載された作品に加筆訂正して2021年6月幻冬舎から刊行。四男坊の婿入先は女系経営の仕出し屋。婿は何もするなといういう中での鈴之助の気づきや頑張りで家族や店が変わって行く…という流れは予想の範囲なので、どういうやり方なのかに興味を惹かれます。少し出来すぎの感もありますが、鈴之助の持ち味と家族、奉公人を思う気持が物事を動かす様が素敵で面白かったです。2021/10/02

137
せっかく婿入りしたのに、いきなり隠居生活を命じられた鈴ノ助。それでも少しずつ家族に溶け込み、絆を深めていく。心温まる優しい作品。2021/10/25

タイ子

137
西條作品の読後、こぼれる寸前の涙とクスリとさせる笑いが合いまったほっこり感は何度味わってもいい。今作もご多聞に漏れない素敵な作品。商店の4男坊・鈴之助が大店仕出し屋の娘と相思相愛で逆玉に乗ったはいいが祝言の翌日隠居の申し渡しが。おい、おい!せっかく婿に入ったのだから、お店のために何か…とは、女将を前に口が裂けても言えない。鈴之助の妻・お千瀬との仲がただ一つのよりどころ。それを支えに婿は今居る場所で、境遇で悩み多き周囲の人々のため力になっていく。彼の存在が次第に家族の想いを変えていく様にホロリと泣ける。2021/08/25

のぶ

133
西條さんらしい人情のたくさん詰まった十の物語だった。楊枝屋の四男、鈴之助は相思相愛のお千瀬の生家で、仕出屋の逢見屋に婿入りする。立場は若旦那だが、ここでは女将が店を切り盛りし婿の仕事はあまりない。与えられた境遇を受け入れ、商いの切り盛りに思い悩むお千瀬を陰で支える鈴之助だったが・・・。舞台が仕出屋なので、季節ごとの行事に合わせた注文が入り、それに対して作られる料理の旬が感じられて良かった。物語ごとの長さが均一ではなく、すぐに終わってしまう短い話もいくつか入っているので、入り込みづらいものもあった。2021/07/18

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