内容説明
どんな時も、諦めるな。栄光、逃走、転落、反抗、試練、すべては歓喜のために―。半世紀前、物語は工場の片隅から始まった。小さな町のサッカークラブが抱いた美しき夢と挑戦は、まだ道の途中。
目次
第1章 始まり ~1993「すっぱり、サッカーをやめるか」
第2章 黎明 1994~1997「毎年3億円。3年間で9億円の赤字を覚悟してくれ」
第3章 黄金 1998~2003「経験の熟成とは、こういうことなのか」
第4章 下降 2004~2008「いま必要なのは、改革ではない」
第5章 苦闘 2009~2013「こんなにクラブのことを思っているのに」
第6章 J2 2014~2015「ジュビロを頼む」
第7章 再生 2016~「積み重ねこそが力」
著者等紹介
時見宗和[トキミムネカズ]
1955年神奈川県生まれ。作家。スキー専門誌『月刊スキージャーナル』の編集長を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やっちゃん
5
ずっとジュビロサポだけど掛け値なしに下手な小説よりも楽しめた。劇的なシーンがやたらと多く物語になってる。まあバッドエンドだけど笑。知らなかった裏話多かった。とりあえず昇格して三大タイトル何か一つ取ってくれ。2021/10/22
プレミアムモルツ
2
黄金時代のジュビロのサッカーは、Jリーグ史上最高だったと思う。しかし、2019シーズンのチームときたら。本書刊行の後、結局またもJ2に降格したわけだが、是非とも昇格してほしいと願っている。<蛇足>史上最悪監督の候補はあまたあれど、小生一押しは2004シーズンの途中から就任したY監督である。強いジュビロ復活を託されたはずが、なぜか崩壊に向かって舵を切ったのだから。就任前のシドニーオリンピック監督で無能ぶりをいかんなく発揮したのに、就任を要請したフロントの罪も重い。2020/01/18
しーたか
1
内幕なり関係者の知られざる葛藤を垣間見れるという意味では面白い。 しかし2018年の不振については何もわからんので、消化不良。 名波さんが名将かどうかはわからない。 求心力はすごい。 山本昌邦さんがケチョンX2に描かれているが、何故そうなったのかにまで踏み込んでないのでこれまた消化不良。2020/07/18
吉積康太
1
読書メモ92/150📝2019/11/04
湘南☆浪漫【Rain Maker】
0
黄金時代は永遠には続かない。 絶えず血を入れて行かないといけない。 選手の入れ替わりはあっても、幹となるものは持ち続けて行かないとクラブは死ぬ。 自分が応援しているクラブに幹が無くなりつつある中で、なかなか痺れる一冊だった…。2023/08/29