内容説明
狂乱の平成経済の中で、不可能だと言われた独立系直販投信を設立した男。息子で現社長が書き下ろした、限りなくリアルなビジネス小説!!
著者等紹介
澤上龍[サワカミリョウ]
1975年千葉県生まれ。2000年5月にさわかみ投信株式会社に入社後、ファンドマネージャー、取締役などを経て2012年に離職。その間、2010年に株式会社ソーシャルキャピタル・プロダクションの創業、2012年にウルソンシステム株式会社の経営再建を実行し、2013年にさわかみ投信株式会社に復帰、一月に代表取締役社長に就任。株式会社ソーシャルキャピタル・プロダクション代表取締役社長、株式会社Yamatoさわかみ事業承継機構取締役なども兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gokuri
4
さわかみ投信の創始者である澤上篤人の起業から1千億到達までの軌跡を、その子であり、会社で働いた澤上龍氏の目から綴られた本。日本で初めての独立系投資会社としの苦労と、いくつかの苦難を信念でのりこえていく姿はやはり、ドラマティックな部分がある。マスコミとのやりとり、税務調査のくだりは、生々しいい。2024/10/07
SPYCY
2
10年以上前からさわかみファンドの定期購入をしている。きっかけは経済雑誌のさわかみファンドの特集で澤上篤人さんの投資についての説明がわかりやすかったから。銀行や郵便局で投資信託を買えるようになった頃購入した投信よりも投資先にこだわりがあり、常に評価基準額は日経平均を上回っている。このさわかみファンドの投資スタイルは毎月2回送られてくるお便りにも滲み出ている。積立てをしてはお金に困り解約をしている私はあまり長期投資家ではないけれど、下手に私が個別銘柄に手を出すよりはかっこよくお金を使っていると感じる。2020/03/21
dzuka
2
漂流本。 実在する投資信託会社の「さわかみ投信株式会社」の成り立ちから、発展までを、現社長澤上龍氏がまとめたもの。 個人相手の投信販売の先駆者として、ITバブル(崩壊)、9.11、リーマンショック、東日本大震災などがありながら、長期視点での投資を徹底して運用してきたとのこと。 確かに、2000年までには個人の投信なんて、考えられなかったけど、現在のように当たり前に個人が投信を買えるようになった裏側を知ることができたと思う。システム更新の裏話が特に印象的。2019/09/22
モビエイト
2
さわかみ投信、日本初直接購入できふ長期投資目的の会社があるとは知りませんでした。創業者の理念が素晴らしいのでもっと成長していって欲しいと思いました。2019/05/01
ウンパ
1
20周年、おめでとうございます!2019/12/08