出版社内容情報
『君の膵臓をたべたい』の住野よる史上
いちばんキュートな主人公、登場!
「朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。
好きなものがたくさんあるから、毎日はきっと楽しい」
図書館勤務の20代女子、麦本三歩の
なにげなく愛おしい日々を描いた傑作日常小説。
内容説明
朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。好きなものがたくさんあるから毎日はきっと楽しい。図書館勤務の20代女子、麦本三歩のなにげない日常。
著者等紹介
住野よる[スミノヨル]
高校時代より執筆活動を開始。デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第2位にランクイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
700
住野よるは、全作読んでいる作家です。まるで女性作家が書いたような内容、麦本三歩的な女性は、絶滅危惧種のような気がします。これはこれで悪くないとは思いますが、『君の膵臓をたべたい 』と比較するとどうしても物足りなさを感じます。2019/04/09
しんごろ
674
麦本三歩、どっか抜けている!麦本三歩、喋る時よく噛む。麦本三歩は天然?麦本三歩よく食べる。麦本三歩、意外に真面目、麦本三歩、自分の世界を持っている。麦本三歩、不思議ちゃん。麦本三歩、真面目。麦本三歩、優しい。要するに、麦本三歩の日常の話!最初は麦本三歩に腹が立つのだけど、徐々に彼女のやることすることが可愛く、さらに優しさを魅せられたら、惚れてしまったわ~!麦本三歩の最初の腹立たしさはなんだったんだ。今は麦本三歩、気になるあの娘になってます。気持ちをほのぼのゆるゆるさせて楽しい気持ちにさせてくれました。2019/03/31
kou
662
読んでいるうちに、麦本三歩という人間が好きになってしまった。ただ同じ職場で働くのは、ちょっと・・・(笑)。何気ない日常に、楽しみや喜びを見つけられるのは大切な事だと思う。「今日も前に進んで行かなくちゃ、今日これから起こる楽しいことを味わえない」は身に染みる想いがあった。2019/05/19
寂しがり屋の狼さん
641
図書館勤務の20代女子『麦本三歩』のなにげない日常。配架で自分のいるべき場所に収まる本に『おかえり』と声をかける三歩ちゃんは可愛い💕社会人になって傷ついた友人に『次は二割を私にちょうだい』と言える三歩ちゃんは素敵🍀お菓子は『ブルボン』。子供は天敵。時には仕事をズル休みしちゃったり。ミステリーもファンタジーもないけれど、何も無い三歩の日常に心が暖まる不思議な作品でした。2019/03/20
ウッディ
554
大学の図書館で働く麦本三歩は、仕事をすれば失敗ばかり、何かを伝えようとすると噛みまくりで意味不明な言葉を発し、それでも最後に許されてしまう愛されキャラ。そんな三歩のドジな日常を描きながら、彼女の思考がわかる一冊です。本で読む限りは、ほのぼのとしたエピソードの数々に心が和み笑えますが、自分の部下や同僚になると、イライラすることも多いだろうと思います。おかしな先輩、怖い先輩、優しい先輩・・彼女の脳内分類に笑えましたが、不器用な彼女だからこそ、心に刺さる言葉を発することもあるのだと思います。面白かったです。2019/10/10