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内容説明
「小説幻冬」二〇一六年十一月号~二〇一八年十月号に連載されたものを再構成。「くらしの七福神」「第二成人式」「覚えてはいけない国語」「素晴らしき新世界」「なぞの生物カジャラの飼いかた」「新生物カジャラの歴史と生態」「落花8分19秒」「砂場の少年について」ほか。23篇。
著者等紹介
小林賢太郎[コバヤシケンタロウ]
1973年生まれ。多摩美術大学卒業。劇作家、パフォーマー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
103
ラーメンズ小林賢太郎による短編集。ラーメンズの二人やコバケン一人のコントが頭の中で再生される話の数々。ギャグからシリアスっぽい短編まで様々なジャンルが書かれている。エッセイが読みたくなる一冊。2019/04/30
なる
43
シュールなコントの王者ラーメンズの元メンバーで現在は演出家として活動する小林賢太郎による23もの文章が詰め込まれている短編集。どれひとつ似たような作風がなく、パスティーシュの極致ともいえる全く異なったアプローチで組み立てられる作品群に舌を巻く。あまりにもバラエティに富んでいて作者の顔が全く見えないのが恐ろしい。才能の塊であり、何を考えているのかわからない凄みがある。創作する人はみんな手元に持っておくべき。どれも凄いが特筆すべきは最後を締める「砂場の少年について」か。これだけ毛色が全く違う。納得。2023/06/28
ジュンコ
17
「本」公演に行ったから。読み聞かせ最高だった! こばけんはほんとにことば遊びの天才だな。2019/07/23
田氏
17
とても機能的で小洒落ていて、最適化された言葉の遊び。たとえるならMacbookのような。それをロイド眼鏡の男性が広げているウッディな内装のカフェのような。その店で供される満腹するには少し物足りない量のインスタ映えするワンプレートランチのような。その男性がノマドワーキングを終えMacbookを小脇に帰るデザイナーズマンションのような。玄関を開けての「OKグーグル」で起動する間接照明や空調やオーディオのような。そのミニマリスト趣味な部屋のバタフライスツールに置かれている「短編集 こばなしけんたろう」のような。2019/06/15
蘭
16
知的なユーモアたっぷりだったり,背筋が寒くなったり,考えさせられたりと,色々な味が楽しめる短編でした!子ども向けの学習本やガイドブックなどの本のようなつくりになっているお話もいくつかあり,絵が使われていないのにその本を読んでいるような気分になって面白かったと思います。言葉遊びや豆知識がふんだんに使われている,小林さんらしさ満載の作品だと感じました!2021/08/23
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