吹上奇譚〈第2話〉どんぶり

個数:

吹上奇譚〈第2話〉どんぶり

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 188p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344034143
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

少女の霊に取り憑かれた美鈴と私は東京へ向かった。飲みこまれそうなほどに激しい動きの中で人生の舵取りをしていくことこそが、生きることだと知った。著者ならではの箴言に富む唯一無二の傑作哲学ホラー。

著者等紹介

吉本ばなな[ヨシモトバナナ]
1964年東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、海外での受賞も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MI

103
「飲食店って素晴らしい仕事である反面、人間の3代欲求にが関わるから因果がある商売」本書にはこの言葉が根本にある。副題どんぶり。ママがつくるどんぶりがいろんな人を勇気づける。 それと同時に、元恋人の死と墓守くんの彼女である除霊師は少女の霊に取り憑かれる。度重なる不運をママが作るどんぶりが食べること、生きることにつながっていく。 「人はどんなに回り道しても、最初に心が動いた方向へといつのまにか舵を切るものね」 ばななさんの作品は食欲、性欲の中で力強く生きることを不思議な世界観で優しく包み込んでくれる。2022/12/06

野のこ

72
魂の自由さに溢れてて元気になれそうな物語。あとがきを読んでより一層 吉本ばななさんの息づかい、周りの「死」の影響を感じました。愛すべき登場人物たち。哲学的だけど時どきおちゃらけた会話 。たくさんの名言「どっちでもいいと今は思えた。未来は無限だから」は特に心に響きました。どんぶりも深かったです。ママの親子丼食べてみたい。美味しいもんって最強! 第3話「ざしきわらし」もきっと読みたいです。2019/03/29

アマニョッキ

64
またばかみたいな感想を書きますが、この作品に出会えて本当に良かったと思います。人間は他者と関わりを持つことで、喜び楽しみ笑いあえることもあれば、傷つき悩み悼むこともある。そんな複雑なわたしたちだからこそ、人生には夢や魔法や寄り道が必要なんだ、そこへ逃げ込むことを恐れないで、とふわふわの卵につつむようにばななさんは教えてくれる。やさしいやさしいばななどんぶり。癒されることこの上なし。そして余談ですが、表紙のこだちの髪型がわたしのそれともろかぶりなのです。髪切ってすぐに図書館予約がまわってきたのも吹上の魔力?2019/07/11

けいぴ

59
1話よりも読みやすくなった。表紙がいい!置いておくだけでヒーリング効果。1話では「死」の近さを感じたが、2作目では墓守くんのつくる花束、お母さんがつくるどんぶりに「生」の鮮やかさを感じた。3話目も多分読むだろう。2019/04/07

sayuri

55
2017年10月に発売された『吹上奇譚 第一話 ミミとこだち』に続く第二話になります。あとがきから読み始め、今回ばななさんの周りで、たくさんの大切な人達やペット達との別れがあった事を知ってから本編を読んだので、余計に少女の霊に取り憑かれた美鈴の話は沁みる部分がありました。前作から哲学ホラーと称されていますが、ホラーの様でありながらファンタジー色もありそこに人間くささも加わって不思議な世界観を感じる物語になっています。それ故、両極端に好みが分かれる作品だと思いますが、ハマる人にはとても好きだと思える作品。2019/02/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13405509
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品