内容説明
一つの会社で一生を終えることはもはや不可能。究極の個人戦を生き抜く、新しい働き方とは―。過去を捨て、変身し続ける勇気を持て。
目次
第1章 現状維持では老後崩壊、今そこにある危機(『ライフ・シフト』が示した未来;3ステージの人生は通用しなくなる時代 ほか)
第2章 日本型雇用の“終わり”が始まる(「人生100年時代」と相性が悪い日本型雇用システム;日本の正社員は“三無” ほか)
第3章 本当は怖い「働き方改革」の話(働き方改革はサラリーマンの福音か;長時間労働の規制で残業時間は減るのか ほか)
第4章 100年人生を生き抜く働き方(クビになる準備はできているか?;未来の子どもにも劣る存在に ほか)
第5章 人生100年時代の「大人の学び」(なぜ日本の会社員は勉強しないのか;活躍している同期は3割 ほか)
著者等紹介
佐藤留美[サトウルミ]
NewsPicks編集部副編集長。青山学院大学文学部卒業後、出版社、人材関連会社勤務を経て、2005年編集企画会社ブックシェルフ設立。人事、人材、労働、キャリア関連の記事を多数執筆。2014年7月からNewsPicks編集部に参画、2015年1月副編集長に。専門は雇用、労働、キャリアなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハッシー
98
★★★☆☆ 他の著書の論点や提言を多く引用しており、それほど新しい視点はないが、日本の雇用環境の変化をうまく纏めていると思う。一つの会社で一生を終えるのはもはや不可能となった。長寿化の流れとともに、現役で働く時間が長くなっていくこれからの時代には、常に学び続ける姿勢や、新しい働き方が必要となってくる。副業や転職とともに、本を読むことも推奨している。ただし、漫然と読むのではなく、追体験を自分の思考や仕事に反映させたり、鵜呑みにせず自分で理論を組み立てること、普遍的な構造を見出すことが必要。2019/01/08
ぴえろ
56
人生100年時代に向けた仕事の在り方。働き方改革からの副業解禁。聞くことは増えたが制度の面などまだ敷居は高い。でも大人になっても学びを続けない限り「次世代の子ども」に劣ってしまう。危機感を持ちつつ前向きに「大人の学び」をしないとね。積読している「ライフ・シフト」からの引用も多々あったので読んでみようかな。2020/09/19
Kentaro
51
今求められているのは、仕事の内容も、どこで働くかもすべて会社が決めるという言ってみれば仕事1.0のような受け身型ではない。自分のやりたいことをどこでどう実現するかを自分で想像する仕事2.0の時代になっている。今会社の平均寿命は23.5歳と短命化しており、一度勤めた会社に定年までお世話になれる人は少なくなってきている。人生100年時代も手に届きそうな昨今、この兆候は一層加速する。本を読むことも重要な学びになる。本を読むというのは、他人の経験を買うことになる。著者の経験を追体験することで学びが深まります。2020/02/04
あちゃくん
38
4月にキャリアチェンジを予定しているので、このタイミングで読めて良かったと感じました。2022/03/05
ミライ
35
LIFE SHIFT的な人生100年時代に向けた一冊。これまでと同じ生き方では「老後が崩壊する」。「教育→仕事→引退」という図式はくずれ、生涯現役時代に突入する、そのために人生二毛作三毛作を実現するための具体的な手段が解説されている。2019/01/31