内容説明
誰かを強く思った気持ちは、あの時、たしかに存在したのだ。エッセイストにしてバー店主、待望の恋愛小説!
著者等紹介
林伸次[ハヤシシンジ]
1969年徳島県生まれ。レコード屋、ブラジル料理屋、バー勤務を経て、1997年渋谷にbar bossaをオープンする。2001年、ネット上でBOSSA RECORDSをオープン。選曲CD、CDライナー執筆多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yuyu
72
恋愛には季節がある。ステキなフレーズ。渋谷にあるBARを舞台に、バーテンダーに語る恋愛話のショート・ショート。とってもオシャレで、でも、オシャレだけじゃない、キュンと、ぐっとくる彼、彼女の恋の物語。作者が本物のバーテンダーさん。いつか、そのBARに行って語ってみたいな、なーんてね。2019/01/29
なっく
46
こういう時は能天気な本を!うーん、恋かあ、こんな感じだったかなあ。いろんな思い込みやすれ違いがあったり、思いがけず盛り上がったり、あっけなく壊れたり。そしてお酒や音楽が常に横にあって、一緒に思い出として残るよね。ただ、with coronaではbarもなかなか行かないだろうし、恋人たちはどう過ごしているんだろうか?この辛い時期を一緒に過ごすことで絆が強まればいいんだけど、遠距離とかは厳しいかも。今宵はいろいろ思い出しながら乾杯、かな。2021/01/12
sayuri
43
これはノンフィクションなんだろうか?と途中で思いながら読み進めた恋愛小説。ショートショートゆえ、さらさらと読み進められます。舞台となるのは渋谷のバー、バーテンダー相手に話す老若男女の恋の物語。失恋、両想い、不倫、そこにはいくつもの恋愛模様がある。共感出来る物、刺さる話もあれば、いまいちピンと来ない物まで色々です。ただ私自身がバーへ行った事もなければ、文中に登場する音楽とお酒についての知識が全くなかったので、そこまでのめり込む事も出来ず読了。お酒と音楽が好きな方であればもっと胸に迫る物があるかも知れません。2018/09/04
らすかる
30
失恋、片思い、不倫、現在進行形の恋がいっぱい詰まったショートショート。お酒の蘊蓄あり、おしゃれなBGMの蘊蓄あり、で多少かっこつけすぎな感はありますが、中々心に刺さる言葉がある素敵なお話たちでした。1年間の期間限定ダブル不倫なんて、考えてみたらよけい切ないな。あと、恋愛を四季にたとえたのは上手い!春が1番楽しいって納得。LINEの既読のあたりも「ああ、わかる~」って頷いちゃう!秋のはじまりだよね。それすら楽しむ余裕のある女でいたい!2018/12/23
Yuuki.
19
とても短い話が20話くらい入っているので、寝る前にちょこっと何か読みたい時に1話ずつ読んだ。ストーリーそのものにグッとくるものは数話しかなく、他は可もなく不可もなくといった感じだったが、バーテンダーがお客さんの話を聞いているという設定なので、毎回最初にバーテン客にちょっとしたお酒のうんちくを語る。お酒にさほど詳しくない私には、この部分が毎回結構面白かった。2019/05/13
-
- 和書
- EU経済入門 (第2版)