内容説明
より信じているのは?信用or信頼、依頼がうまくいくのは?どうぞorどうか、できるビジネスマンは?敏腕or辣腕…言葉の微妙な違いを使い分ければ、あなたの評価が劇的に上がる!一生役立つ「語感力」の磨き方。
目次
第1章 いまさら聞けない!使い分けに迷う言葉
第2章 たった一文字で大きな違いが出る言葉
第3章 “ここ一番”で使いたい!ビジネスで差がつく格上の言葉
第4章 申し訳ない気持ち、伝えづらい気持ちを表現する言葉
第5章 目と耳で味わう言葉
第6章 ここまで理解できたら完璧!教養がにじみでる言葉
終章 語感を磨くための練習―ニュアンスの違いを使いこなせば、気持ちもぐっと伝わる
著者等紹介
山口謠司[ヤマグチヨウジ]
大東文化大学文学部准教授。1963年長崎県生まれ。博士(中国学)。大東文化大学大学院、フランス国立社会科学高等研究院大学院、ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員を経て現職。専門は、中国文献学。『日本語を作った男』(集英社インターナショナル)で2016年度和辻哲郎文化賞(一般部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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akiᵕ̈
32
こうして見てみると日本語ってほんと難しいし、奥が深い!分かっているようで使い方を間違っている微妙な違いの言葉の使い方が比較して説明されていて、改めて腑に落ちる。知らずして使ってしまうと、そのちょっとしたニュアンスの違いで伝わり方も変わってしまう。語感力・語彙力を身につけるのに読書はその役に立つ。雑学的な感じで読める一冊。2022/11/06
読書国の仮住まい
3
妻は元々男女を問わずパートナーのこと、嫁は息子のところに嫁いできた女性。 費用は何にでも使える、経費は継続的な必要なお金。 前兆は根拠なし、予兆は根拠あり。 校正は誤りを正す、校閲は検討や精査をすること。 信頼は個人、信用は公的。 夫婦は敬意を含まない、夫妻は他人にのみ使える。 能率は結果が出ていない、効率は結果が出ている。 相手が決まっているのなら『譲位』と言うべき。 適切はぴったり合っている、適当は目的に適っている。 是非は間違っていてもという意味を含むので使わない方が良い。 企画は準備、計画は手順。2021/04/02
うぱこ
0
正しい日本語で格上げってか。2024/11/18
羆嵐
0
1.0めあたらしさなし2018/12/27
kaz
0
格上かどうかはともかく、日ごろ何気なく使っている言葉の違いを改めて意識した。侃侃諤諤(かんかんがくがく)と喧々囂々(けんけんごうごう)、伯父と叔父、絶妙と微妙、夫妻と夫婦、神宮と神社、伏してと曲げてと是非、栄誉と名誉、了解と諒解、敏腕と辣腕、無念と遺憾、我慢と辛抱、昼寝と午睡等々、ちょっとしたネタになる。2018/06/24