出版社内容情報
小さな村でもできる。峰隆太の故郷・下條村を過疎から救った、「奇跡の村長」と「奇跡の村人」の物語。
内容説明
“ワンマンで強権、しばしば理不尽”な村長・伊藤喜平。52歳で胃がんを患い、胃の4分の3をカット。「おれの命は捨てたも同然だ」と、村の改革に乗り出した。子育て世代への村営マンションづくり、役場職員の意識改革とスリム化、村人たちの手による道路づくり…。過疎の村から「子どもの声が響く村」へ導いた村長の奮闘記。
目次
第1章 カリスマ村長(僅差の勝利;選挙で掲げた「子どもの声が響く村づくり」 ほか)
第2章 奇跡の村長、奇跡の村人(二一歳で独立、会社設立;下條村で最初のガソリンスタンド ほか)
第3章 子どもの声が響く村づくり(若い夫婦が住みたくなる住宅;地域に溶け込める人を選んだ ほか)
第4章 「なんとかしたい」と動いた人々(地域を守る正義のヒーロー「カッセイカマン」;カッセイカマンは自主財源で活動する ほか)
著者等紹介
峰竜太[ミネリュウタ]
1952年長野県下伊那郡下條村生まれ。2013年、長野県観光大使第一号に就任。司会・役者・ラジオパーソナリティとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おさむ
30
新聞などでよく取り上げられていた長野県下條村。村の借金は少ないうえ、若い夫婦を惹きつける政策で子どもたちが沢山いる村を実現させた、奇跡の村(リンゴではありません、念のため笑)。その推進役だった伊藤喜平村長の物語を、親戚の峰竜太が記したもの。要は民間流のコスト意識の徹底と、PRのうまさが勝因のようにも見えました。この手のヨイショ本の割には(親戚筋なのに)客観的にバランスよく書かれていて、好感が持てました。全ての市町村に通用するものではないと思いますが、参考にできる点は多々あると思う。2018/06/15
Luna
12
斬新なアイデア、行動力には驚かされました2018/02/18
おせきはん
11
若者の移住促進を図る住宅建設が功を奏し、人口減少に歯止めをかけた長野県下條村の取り組みを、伊藤喜平前村長の親戚の峰竜太さんが紹介しています。移住促進策については聞いたことがありましたが、村の身の丈に合った下水道整備、村役場職員の民間企業での研修などの実績があったからこそ「奇跡の村」が誕生したことがわかりました。国から補助金を受け取ると様々な制約があるため、移住者向け住宅を補助金を使わずに建設したという話からは、補助金のあり方について考えさせられました。2019/04/14
退院した雨巫女。
9
《私-図書館》峰竜太さんの生まれた村の奇跡的に赤字行政を回復した村長さんの話。2018/01/05
トラビス
9
タレントの本はほとんど読まないがこれは名著。少子化による人口減は多くの先進国の課題。その解決策のひとつがこの村の成功にある。地方公務員を地元民間企業で研修させるというのはよくある話だけれど、この村が先駆者だったとは。有能なリーダー一人で変えていけるんだなあと改めて実感。2018/05/19
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