出版社内容情報
「センパイコウハイ」シリーズのエッセイストと、『ねこまみれ帳』の画家による、くすっと笑えて、しみじみ沁みる、猫のはなし。
内容説明
ありがとう、猫たち。いつも近くにいてくれて。可愛くて、くすっと笑えて、じんわり沁みる猫のはなし。
目次
猫は、うれしかったことしか覚えていない
猫は、好きをおさえない
猫は、たっぷり時間をかける
猫は、手柄にしない
猫は、女神をつかまえる
猫は、まっすぐに表す
猫は、チャンスを逃がさない
猫は、伝えあう
猫は、ひるまない
猫は、今を噛みしめる〔ほか〕
著者等紹介
石黒由紀子[イシグロユキコ]
エッセイスト。栃木県生まれ
ミロコマチコ[ミロコマチコ]
画家・絵本作家。大阪府生まれ。絵本『オオカミがとぶひ』で第18回日本絵本賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
90
82/100点 可愛くて、くすっと笑えて、じんわり沁みる、猫に纏わる話しが詰まったエッセイ。作者の石黒さんのところの猫の"コウハイ"は犬の"センパイ"と一緒に飼われているので、自分ちの猫の行動とは少し違うかなと感じました。それより、ミロコマチコさんの画く挿絵の猫ちゃんの方が、それアルアルと思うことが多くありました。とはいえ、猫を飼っている者にとっては猫の可愛さを再認識できる、心がじんわり温かくなる一冊でした。2017/12/02
みかん🍊
90
わんこの「センパイ」とにゃんこの「コウハイ」と暮らす石黒さんのほのぼの猫あるあるが描かれたエッセイ、ミロコマチコさんのイラストもかわいい、猫はうれしかったことしか覚えていない、人を踏む、人を元気づける、執念深いように思われるが実は引きずらない。猫と暮らしている人ならわかるわかると思えるようなあれこれでした。2017/11/15
yomineko@ヴィタリにゃん
76
読み友様からのご紹介本です📚ほっこりしつつも悲しい場面もある。ヘタウマな絵も可愛い。犬と猫を一緒に飼うのも憧れ。捨てられたロシアンブルーの話が余りにも悲しい。2023/03/30
niisun
56
”猫は…”で始まるエッセイ。表紙のミロコマチコさんの絵に誘われて購入。ネコ好きの私が共感できた、“猫は…”は、「うれしかったことしか覚えていない」「伝えあう」「恩を返す」「ときを悟る」「心を決める」「生きる力を持っている」「生き直す」「人を元気づける」「人を心配する」「命いっぱい生きている」「自然に察する」。私が思うネコと暮らすと漏れなく身に付く大切なことは、『他人(ネコ含む)を自分の思いどおりにしたいなんて、なんと愚かでおかしなことだろう』ということ。誰もが、いつしかネコに合わせて暮らすようになります。2021/02/28
mihya
48
猫に纏わるエッセイ。著者が飼っているコウハイが可愛い。うちの猫のことも語りたくなる。 「猫は、ときを悟る」で、昨年と今年に旅立った猫たちを思い、涙が滲んだ。 表題作の「猫は、うれしかったことしか覚えていない」。わが家の猫たちには、うれしかったことをいっぱい重ねてあげたいと思う。2022/09/29